4月に新卒採用と併せて法人規模で中途採用を行うようなケースもあるよね。
介護職の求人では、現場の人員不足を補うために施設が不定期に求人・面接する場合もあれば、企業や法人の大規模な求人・面接から雇用されて配置を告げられるケースもあります。
本社や法人の事務所で行われる複数人を定員とした求人での採用試験でなくとも、施設や事業所での面接と併せて筆記試験や小論文を行うこともあるでしょう。
介護職で中途採用だからと考えていては、突然の小論文で困ることになるかも知れません。
「最近の介護業界を取り巻く事件や法令の変化について、あなたが介護施設で目指したいものとは?」など、簡潔にまとめて文章にしなさいといきなり言われても難しいですよね。
大きな法人や企業ほど面接や履歴書以外に筆記試験や小論文を実施している傾向は強いものですが、小規模な事業所でもしっかりと採用試験を実施する場合もあるでしょう。
筆記や小論文を取り入れた採用試験を実施している企業・法人の方が、質の良い介護職員の確保に取り組んでいると考えることも出来るかも知れません。
今回は介護職の採用試験でよくある小論文のテーマと、作文における考え方のポイントを紹介します!
目次
採用試験で小論文がある施設も多い?
小論文でよくあるテーマと実施する二つの目的とは
介護職の採用試験で小論文のテーマとして、よく取り上げられるものは2種類に分けられます。
一般的な企業就職のように「企業の業績改善方法」や「社会問題の改善方法」などを論じるように求められることはあまりないと言えるでしょう。
よくある小論文のテーマ
- 介護観について
・なぜ介護職をしようと思ったのか?
・あなたの思う介護職員とは?
・良い介護施設とはどのような施設か? - 介護の時事問題について
・最近の介護施設での事故や事件を一つ取り上げ、あなたの考えを述べよ
・最近の介護関連法の改正について、あなたの考えを述べよ
・高齢化社会で求められる施設の役割とは?
レベルの高い小論文では法改正や事件についての知識を求められるテーマが課題となる場合もあります。
純粋にあなたの介護に対する考えなどを問われる場合も多いでしょう。
しかしどちらの場合でも、共通するポイントがあります。
それは、あなたの介護観に基づいた文章を作成しなければならないということです。
更に小論文では与えられたテーマに関する自分の考えを「文字にして伝える」という能力を確認することが出来ます。
介護職はチームケアを行う専門職ですから、自分の意見を言葉で伝える能力を確認したいのです。
小論文を通して採用担当者が確認したい事
- あなた自身の介護観
- 自分の考えをまとめて、相手に伝える能力
これらを確認するための手段として、面接以外に小論文を実施しているのです。
これからの時代に必要になる仕事だからです!
【職種別】面接官に好まれる作文例
介護職員の場合
(例文1)私は介護の仕事を通して直接高齢者と関わりながら、幸せな生活を送ることが出来るお手伝いが出来ればと考えています。なぜなら――
(例文2)介護の仕事は確かに辛いことも多く、事件についての報道でも触れられるように無理なシフトや業務過多といった問題があることも確かです。しかし利用者にチームとして関ることで一人で負担を抱え込まないように働き、小さなことであってもホウレンソウをしっかりと行うことで未然に防ぐことが出来たのではないかと思います。以前の職場でも――
社会福祉士の場合
(例文1)私が相談援助職を志したのは――。高齢者本人やご家族のニーズをしっかりと把握し、解決のための最良の支援が出来るような生活相談員になりたいと考えています。そのためには――
(例文2)社会福祉士という立場から考えたときには事件を起こした介護職者本人も課題を抱えており、そこにアプローチできる人物が近くにいなかったこと、しっかりとアウトリーチできていなかったことが問題であると感じました。もし――
ケアマネージャーの場合
(例文1)ケアマネージャーの楽しさは、自分が立てたケアプランが高齢者の生活を良くしていっているという実感がある点だと考えています。そのためにより良いケアプランを考える必要があり難しさもありますが、やりがいのある仕事です。私がケアマネージャーを志したきっかけは――
(例文2)ケアプランは利用者のことを考えて利用者本位で作成されるべきですが、ケアプランに応じてサービスが提供される以上は介護職員に対しても理解を深める必要があると思っています。同じチームで働いているという意識を持ち――
何よりも自分の言葉で書くことが大切
事前に小論文のテーマが告知されているケースでは、ネットで検索するなどして文章を考えることが出来るでしょう。
事前に作文して履歴書などと一緒に手渡したり郵送するようなケースもあります。
しかし、調べた情報だけを並び立てても意味はありません。
それでは情報収集能力を示す事にしかならないからです。
小論文で求められるのはあなた自身の介護観や考えと、自分の意見を起承転結が整った文章としてしっかりと示せるという能力です。
求められている能力について自分の精一杯を示すことのの方が、綺麗で読みやすく整えられたお手本のような小論文を作成する事よりも大切なのです。
小論文で求められる事をしっかりと理解した上で、自分の考えを整理しておく。
必要であると感じるなら最近の法改正や介護・福祉に関連するニュースに関する情報収集も行い、自分の考えをまとめておく。
しっかりと下準備をした上で小論文に望み、転職を成功させましょう。
また、転職を考えている介護職の人にオススメしたいのが介護求人サイトの存在です。
介護求人サイトでは一人ひとりに対してキャリアアドバイザーが担当としてついてもらえ、求人の紹介はもちろんですが小論文などの面接対策のサポートもしてもらえます。
そのため面接合格率がグッとあがるので、転職を考えている人は活用しない手はないかと思うので、ぜひ介護求人サイトに相談しながら転職活動を進めていきましょう!
おすすめの介護求人サイト
当サイトでは、実際に介護求人サイトを利用した人の声、またそれぞれの求人サイトが扱っている求人数や情報量を元に、おすすめの求人サイトをピックアップしています。
求人サイトによっては対応エリアが首都圏のみのところもあります。
首都圏の人向けと全国対応可能の求人サイトがありますので、対応可能エリアも必ずチェックしてみてくださいね。
1位:「スマイルSUPPORT介護」(全国対応)
求人数 | 84,000件以上(2017年9月時点) |
対応エリア | 全国対応 |
対応職種 | 介護福祉士、社会福祉士、社会福祉士主事、ヘルパー1級、ヘルパー2級、介護職員初任者研修、実務者研修、介護職員基礎研修、ケアマネージャー(介護支援専門員)、主任ケアマネージャー(主任介護支援専門員)、無資格OK |
求人サイトの中で求人数がNO.1
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また運営している長谷川ホールディングスは介護施設や福祉施設の運営もしているため、介護業界に精通しているキャリアアドバイザーが多く、介護業界特有の悩みにも共感してもらえます。
評判の悪い施設を省いて紹介してもらえる
スマイルSUPPORT介護では、介護業界に精通していることもあり施設情報にも詳しいのですが、ブラックな施設は紹介しないという方針を徹底しています。
そのため「希望されてる施設ですが、実は先日集団退職があって…」など、他では聞けないような話を聞くことができるので、入ってからのミスマッチも防ぐことが出来ます。
2位「きらケア介護求人」(首都圏向け)
求人数 | 12,000件以上(2017年9月時点) |
対応エリア | 首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉) |
対応職種 | 介護福祉士(介護士)、社会福祉士、ケアマネージャー、 介護職員基礎研修、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、社会福祉主事任用、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、無資格OK |
職場の内部情報に詳しい
きらケア介護では、介護業界に特化して求人紹介を行っているため、施設ごとの人間関係、離職率、雰囲気などの口コミ・評判に非常に詳しいです。
求人を紹介される時も「あそこの施設は給料は確かに高いけど、残業もかなり多いのでプライベートの時間は取りづらいかもしれません…」などネガティブな情報もきちんと教えてもらえます。
キャリアアドバイザーの対応が丁寧
きらケア介護では、7割が女性スタッフということもあり、寄り添って話を聞いてもらえるので安心できるひいう人も多いです。
また「まだ転職は迷ってるけど、どんな求人があるか見てみたくて…」というような情報収集の段階でも、丁寧に対応してもらえるので安心です。
給料・条件交渉をしてもらえる
きらケア介護では、一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーがついてもらえるのですが、求人を探してもらえるだけでなく、面接のサポートはもちろん、施設への給料や条件交渉までしてもらえます。
「あと月1万円給料が高かったら、ここの施設に行きたいんだけど…」という正直な気持ちを伝えてみてください。
これまでに何度も給料交渉をしてきているプロなので、施設の担当者にうまく給料交渉をしてもらえて給料アップが叶うこともあります。
3位:「ベネッセの介護士お仕事サポート」(関東・関西メイン)
求人数 | 4,000件(2017年9月時点) |
対応エリア | 関東・関西中心 |
対応職種 | 介護福祉士、ケアマネジャー、実務者研修、介護職員初任者研修、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、看護助手、無資格OK |
介護業界に詳しいプロのアドバイザーが担当
ベネッセグループ自身が介護施設を運営していることもあり、キャリアアドバイザーは介護業界に非常に詳しいプロばかりです。
そのため求人を紹介してもらう時にも施設の内情を詳しく教えてもらえたり、施設ごとに異なる面接で気をつけるポイントも教えてもらえるので、安心してサポートを受けられます。
高待遇・優良企業の求人が豊富
ベネッセ介護は大手企業の知名度もあり、求人を扱っている施設も大手企業や優良企業も多いため、高待遇・好条件の求人も豊富に紹介してもらえます。
求人サイトによっても取り扱っている求人が異なりますが、ベネッセでしか扱っていない優良企業の求人も多いので、できる限り2社以上の求人サイトへの登録をオススメします。
特養から在宅まで幅広い求人の紹介が可能
ベネッセ介護では介護分野に特化していることもあり、特養、老健、有料、デイサービス、在宅など、幅広い分野の求人の取り扱いがあります。
それぞれの施設で働くメリット・デメリットも事前に教えてもらえるので、「入ってみたらイメージと違った…」ということもなくミスマッチになるケースもほとんどありません。