介護職がサ高住に転職する前に知っておきたい4つのこと!

みさき

みさき
サ高住って名前はよく聞くけど、どんなところなの?
ひよこ先生

ひよこ先生
サービス付き高齢者住宅さ。
みさき

みさき
それだけで分かんないから聞いてるの!
ひよこ先生

ひよこ先生
やれやれ。。確かに少し難しい立場の施設だけど、それは説明も難しいということなんだよ?

 

サービス付き高齢者住宅、サ高住は高齢者の住まいとして国も設置を推進しているものです。

しかし施設と呼称する事自体の難しさ、介護サービスとして紹介することの難しさが付きまとうものでもあります。

独特の形態で提供されるサ高住ですが高齢者の住まいとしても、そして職場としても魅力あるサービスであることは確かです。

今回はサ高住に転職する前に知っておきたい4つのことを紹介します。ぜひ転職先候補の一つとしていただければと思います。

サ高住の特徴とは?

ひよこ先生

ひよこ先生
特徴は何と言っても、介護を提供しないことだよね。

だからこそ紹介にあたって施設と呼ぶことに抵抗があるんだ。あくまで住宅だからね。

みさき

みさき
でもサービスが付いてるんでしょ?
ひよこ先生

ひよこ先生
サービスと介護の違いは介護報酬だよ。

多くのサ高住はそれ自体に介護報酬を伴う介護の機能はないんだ。

 

サ高住の概要として、厚生労働省が非常に分かりやすいスライドを作成しています。

このようにサ高住では安否の確認と生活相談、簡単な家事などをサービスと提供します。

介護自体は地域の居宅サービス事業所や、併設した施設の物を利用する形になります。

介護を提供することも出来ますが、 特定施設入居者生活介護の指定を受けることとなり、有料老人ホームと実態が変わらないことになります。

そのため、 特定施設入居者生活介護の指定を受けるサ高住はとても少ないのが実情です。

 

また割合としては少ないですが 不動産業者などが展開するケースがあることも特徴と言えます。

介護サービスを母体とするサ高住が半数を下回る点は他の施設や事業所にはない特徴です。

介護サービスを行わなくても良いという視点から、他業種が進出している点。

訪問介護事業所などが併設することで、そちらの利用者の確保にも繋がり経営が安定する点などから、少しずつ数を増やしています。

設置基準として「社会福祉法人、医療法人、指定居宅サービス事業所等の職員または医師、看護師、介護福祉士、社会福祉士、 介護支援専門員、ヘルパー2級以上の資格を有する者が少なくとも日中常駐し、サービスを提供する」とあります。

そのため極端に言えば、介護スタッフは完全に居宅サービス事業所の職員で賄う場合もあります。

その場合必要な職員は併設する居宅サービス事業所から常駐されるため、介護職の求人はありません。

ここでは、サ高住に直接雇用される介護職について考えていきます。

 

みさき

みさき
介護をしなくていいなんて、楽な職場だね
ひよこ先生

ひよこ先生
ミサキは転職に失敗するタイプだね。
みさき

みさき
え?
ひよこ先生

ひよこ先生
詳しくはこれから説明していくよ。

 

サ高住で働く前に知っておきたいこと

みさき

みさき
私が転職に失敗するって何よ。
ひよこ先生

ひよこ先生
まぁまぁ。まずは給料からみていきたいけど……、給料に関するデータがないんだよね。

 

サ高住の給料

サ高住に直接雇用され、他の事業所との兼務等を行わない場合の給料データは厚生労働省の各種調査などではまだ公表されていないようです。

併設する事業所と兼務する場合が60%以上であり、その場合は兼務する訪問介護事業所や通所介護事業所の給料がベースで、受け付け業務などのサ高住としての業務も行う形になります。

多くの場合で事業所を併設する事、併設しない場合でも業務の内容に専門的な介護の割合は低い事などから、給料が一般的な介護施設などに比べて高いということはないようです。

介護福祉士やヘルパー2級の平均給与と施設・事業所での人件費平均から計算した場合でも、平均程度の金額であると思われます。

大体月給21万円程度が平均になるはずです。

サ高住の仕事内容

みさき

みさき
仕事の内容に介護はないんでしょ?
ひよこ先生

ひよこ先生
それはサ高住によるんだよ。

 

少ないながらも特定施設入居者生活介護の指定を受けるサ高住もあり、その場合は介護報酬を受け取り介護を提供しています。

他にも、毎月の料金に含まれる基本サービスとして安否確認と生活相談以外に、食事を提供する場合やサロン活動などを実施する場合にはそれらが業務範囲になります。

また積極的に要介護度の高い入居者を受け入れるサ高住もあり、介護保険外の自費サービスとしてオムツ交換などを提供する場合もあります。

例えば転倒があった場合にはナースコールがあり、サ高住の職員がコールの対応を行います。

そして、救急搬送やご家族への連絡を実施することになります。

買い物の代行をとっても基本サービスとするサ高住もあれば、外部・併設の事業所からのサービスとして提供する場合もあり、自費サービスとして別途利用料を取って提供するケースもあります。

夜勤を設置するサ高住は80%と多く、夜間のトイレに付き添うなどのサービスを基本サービス、自費サービスとして提供する場合もあります。

 

みさき

みさき
そっか、自費サービスとして介護をしたり、基本サービスに含まれる範囲で介護をする場合があるんだね。
ひよこ先生

ひよこ先生
でも介護を一切提供しない、相談の電話を受けるだけのようなサ高住もあるんだよ。
みさき

みさき
聞いてなかったら転職に失敗してたね!
ひよこ先生

ひよこ先生
だから言っただろう?

 

サ高住のメリット・デメリット

みさき

みさき
でも介護がないサ高住もあるなら、それはメリットかな?
ひよこ先生

ひよこ先生
そこまでいくと、しんどくない職場というよりも施設の管理人じゃないかとも思うけどね。

 

メリット

  • 食事の提供や簡単な家事などの基本サービス、電話やコールの対応が中心の施設においては身体的な負担が小さい
  • 介護を実施する場合でも軽度な入居者、自立した入居者が多数を占める場合もある

デメリット

  • サ高住でも入居者は高齢化しており、看取りなども行うケースがある
  • 最初にコールの対応をする職員であり、そこからケアマネや提携病院、ご家族などに電話をするので事務的な仕事が多い
  • 自費サービスを提供する場合には介護があったり、買い物の代行やゴミ出しなど、介護ではないが忙しいサ高住もある

 

ひよこ先生

ひよこ先生
サ高住が日勤を設置する人数は1~3人が70%で、1人で日勤を行うサ高住が30%だからね。

担当する戸数によるけれど、業務としては忙しいはずだよね。

みさき

みさき
一人でも置いておけば基準を満たすから、身体介護はなくても忙しいんだね。

 

サ高住のやりがい

 

みさき

みさき
やりがいってどういう所なんだろう?
ひよこ先生

ひよこ先生
サロン活動や自由参加のレクリエーション活動などを実施している施設もあるけれど全てではないし、統一したサービスの形がないから難しいね。

 

サ高住での勤務で介護職者としてのやりがいを感じる場面は少ないかもしれません。

むしろ事務スタッフ、管理人の様な働き方をしながら入居さんの生活のお手伝いをしているという側面が強いとも言えます。

その性質上、ホテルスタッフなどのやりがい、接客、サービス業のやりがいに近いものではないでしょうか。

ナースコールに呼ばれたから訪室し、困りごとのお手伝いをすることで「ありがとう」と言ってもらえる。

ケアマネや提携事業所と協力して高齢者の生活を支えるスタッフとして働く中で、介護職としてのやりがいを感じる職場もあるかもしれません。

 

みさき

みさき
サ高住も職場によって仕事内容もやりがいも全然違うんだね。
ひよこ先生

ひよこ先生
建設会社が経営するサ高住もあるんだよ?考え方もサービスも色々さ。

だからダメというのではなく、楽そうな介護現場だからと安易に転職するのはオススメしないね。

みさき

みさき
そっか……よく調べないといけないんだね。

 

サ高住の求人の探し方

みさき

みさき
これは求人サイトを使わないと、求人を探すのは難しそうだね。
ひよこ先生

ひよこ先生
そうだね。サ高住は設置主体からして多種多様で、サービスの内容や職員の業務範囲における介護の割合はまさに0~100だからね。

 

介護職としてサ高住に勤務する以上は日中1人以上設置することとされるスタッフとしての雇用ですが、シフトとして同時に併設事業所に雇用される場合もあります。

お伝えしてきたように、サ高住の職員として専従する場合でも自費サービスとしてオムツ交換まで実施する場合もあれば、受付業務を行う場合もあります。

外出に同行することを主な業務とするサ高住もあるでしょうし、各入居者の買い物を代行するだけで一日を終えるような場合もあるかも知れません。

仕事の具体的な内容を知らずに働くことで失敗する可能性は、紹介してきた各施設、事業所の中でもトップかもしれません。

そこで、サ高住への転職では介護求人サイトに相談しながら転職活動を進めることをオススメします。

介護求人サイトでは、一人ひとりにキャリアアドバイザーが担当としてついてもらえます。

各施設に関しても、過去の紹介実績から内情にも詳しいのでサ高住での仕事内容をはじめ職場の雰囲気なども教えてもらえるため、入ってからのギャップも少なくなります。

サ高住というこれまでに経験のない施設への転職だからこそ、慎重に転職先を選ぶことが重要になってくると思います。

おすすめの介護求人サイト

ひよこ先生

ひよこ先生
いざ、介護求人サイトを利用しようと思っても、数が多すぎてどこがいいのか分からない!という人も多いんじゃないかな?

 

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