サ高住を辞めたい!介護職としての次の転職先は?

ひよこ先生

ひよこ先生
サ高住を辞めたくて悩む人は多いかも知れないね。
みさき

みさき
そうなの?特徴的だし介護がある施設も夜勤がある施設もあるって話だったけど、どちらにしても辞めたいほどじゃあなさそうだよ?
ひよこ先生

ひよこ先生
確かにね。ただ、思っていたのと違うって事態は多そうだよ?

 

サ高住は介護報酬を伴う介護事業を実施しない場合が多い等、高齢者の住まいとして認知されながら、他の介護施設とは毛色の異なる施設です。

サ高住というものについてよく調べ理解したうえで入職したとしても、仕事内容の違いが大きい為想像と違っていたと感じる方は少なくないかもしれません。

身体介護による負担は小さい場合が多いかとは思いますが、他の施設では最低限の人員が配置基準によって定められるのに対して、サ高住では規模に関わらず日中一人常駐という人員基準しかありません。

介護について理解の少ない事業者が設置・運営していることで、上司と話が合わない等の問題が発生することもあるでしょう。

今回はサ高住を辞めたいと感じている介護職の人に、転職による解決を提案していきたいと思います。

サ高住を辞めたくなった理由

みさき

みさき
サ高住で働いたことが無いと、サ高住を辞めたくなる理由は分かり辛そうだね。
ひよこ先生

ひよこ先生
そういう意味では、介護職の間でも分かってもらえない悩みを抱えそうだよね。

 

介護の仕事だと思っていたが、仕事内容に介護がなかった

サ高住は介護報酬を伴う介護事業を実施せず、介護保険法上にも位置づけの無い施設です。

高齢者の住まい法という法律が根拠法であり、厚生労働省だけではなく国土交通省が共管するという、非常に珍しい事業です。

しかし利用者にとってはもちろん、介護職者にとっても介護施設のような認識をされているケースは少なくありません。

居宅サービス事業所が併設して施設のような建物で施設のようにサービスが提供される場合もあるため、誤認を加速しているとも言えます。

介護福祉士やヘルパー2級が要件となることもあって、介護の仕事だと思って入職してみたけど、実際には介護が無くてやりがいを感じないという方は少なくないのではないでしょうか。

買い物に行ったり、受付業務をしたり、ご家族やケアマネへの電話連絡、食事の提供、簡単な掃除や家事の手伝いなど。

仕事内容の面で、介護職としてのやりがいを感じないという方は少なくないかもしれません。

ナースコールの対応の負担が大きい

サ高住は日中に一人でも職員を常駐すれば設置基準を満たします。極端に言えば、百戸を一人で担当しても制度上問題がありません。

夜勤に至っては配置基準はなく、30%のサ高住は夜勤を一人だけで配置しています。

オムツ交換や移乗介助などの腰痛の原因になるような身体介護はなくとも、少人数、ましてや一人での業務に電話対応まであるような、辛い人員配置のサ高住もあるかもしれません。

制度上それが可能になっていることは、他の施設ではありえない点です。

サ高住の事業所では看取りにまで対応したいと考える事業所も多く、中には自費サービスとして介護の内容を提供しているサ高住もあります。

業務の内容は決して辛いものでなくても、担当戸数や業務の範囲からしんどさを感じる方もいるのではないでしょうか。

上司の考え方、運営の考え方に不満がある

サ高住は営利会社が中心に設置、運営されるサービスです。

さらに介護サービス業者の割合が半数以下という点も特徴です。
医療分野の参入などは他の介護施設でも当たり前にありますが、建築・不動産の割合が高いという特異なサービスでもあります。

土地、建物の有効活用として、高齢者をターゲットとした事業でありながら複雑な認可も不要なサ高住は他業種の参入が多いと言えます。

基本的には申請すれば特定施設入居者生活介護の認可をとり有料老人ホームとして運営出来ますが、それをしない施設が多く2割のサ高住は併設事業所もありません。

上司が他業種で介護に知識がない、利益を追求し福祉の本質から外れた運営になっていると感じる場面はあるかもしれません。

 

ひよこ先生

ひよこ先生
あくまで住宅であり、人員も少なくてそこまで介護が行き届かないのに重度者ばかり入居させている、とかね。
みさき

みさき
そっか。現場レベルでの人員不足に理解がない上司や運営だと辛いね。

 

サ高住からの転職先の選択肢

ひよこ先生

ひよこ先生
もしサ高住でも介護の提供をしていたなら、経験を生かせるのは居宅サービスが近いんじゃないかな。
みさき

みさき
サ高住も住宅だもんね。

 

居宅サービス事業所

居宅サービス事業所はサ高住の連携先として中心になるものです。

業務の内容などについて理解しやすいでしょうし、サ高住での経験も在宅高齢者の支援に近い場合が多く経験が生かせます。

給料面でも、そこまで不利にならないケースは多いかもしれません。

サ高住の給料はピンキリですが、高給に設定されるケースは少ないようなので、給料ベースで探しても事業所によっては問題ないでしょう。

施設サービス

最近では、施設の特定のフロアがサ高住扱いでの契約になっているケースもあるようです。

また、住宅として契約していても介護施設のような設備になっており、サービス内容も自立者向けの施設に近いサ高住もあります。

もし勤務されていたサ高住がそのような形態だった場合、有料老人ホームや軽費老人ホームなどの施設は違和感も小さく働けるでしょう。

とはいえ施設介護では、サ高住の職員と比べて業務における身体介護の割合が急増します。

身体的な負担、環境・業務内容の急激な変化にともなう精神的な疲労にも注意して転職先を検討しましょう。

他のサ高住の施設

サ高住は数を増やしていますが、一つのサ高住に職員の配置される数が少ない点が特徴です。

そのため、介護業界全体でもサ高住の経験者というと少ないのではないでしょうか。

自分がもっと介護をして、専門職者として働きたかったならば自費サービスを積極的に提供するサ高住を。

夜勤の負担が辛かったなら、夜勤を配置せず緊急電話で対応するタイプのサ高住を。

転職先に求めるものをしっかりと把握すれば、経験者として優遇されながらの転職も夢ではありません。

 

ひよこ先生

ひよこ先生
自分の辞めたい理由、今の職場の特徴をしっかりと把握して、転職先を考える参考にしてほしいね。
みさき

みさき
確かにサ高住の経験者は少なそうだし、経験を活かせる職場で働きたいよね。

 

あなたに合った求人の探し方

ひよこ先生

ひよこ先生
現場レベルではサ高住の実態はまだまだ浸透していないかもしれないけど、運営者からすれば近くのサ高住は同じ地域の社会資源であり、ライバル業者だよね。
みさき

みさき
そうだね。
ひよこ先生

ひよこ先生
だから良く知っているし、サ高住の経験者と聞くと一体どれくらいの介護スキルがあるのだろうとか、実務的な経験はどの程度だろうと考える。

自分にどういう経験があり、どういうスキルを売りに出来るのか、それを評価してくれる施設・事業所を探すのも一つの手だよ。

みさき

みさき
介護求人サイトを使って、だね。

 

介護求人サイトを使った転職のメリットは、前の職場での不満、次の職場に求めることを伝えてそれに合った職場をピックアップしてもらいつつ、それとは別に給料の条件や施設種別の条件などでも紹介してもらえる点です。

基本的には施設で探しながらも、もし給料の条件が良いサ高住があれば検討したい、家から近い職場は一通り確認してみたいなど。

最終的に一つの職場を選んで働く事になりますが、様々な視点から探してくれます。

さらに要介護度が高い職場は不安だからと特養は断っていても、新設で介護度が低い特養があるからと教えてくれたり、思ってもいない求人が見つかることもあります。

求人サイトは紹介会社を押し付けてくる営利企業ではなく、上手くマッチングしてくれるパートナーです。

賢く介護求人サイトを利用して、あなたにとって良い職場を見つけられる転職にしましょう。

おすすめの介護求人サイト

ひよこ先生

ひよこ先生
いざ、介護求人サイトを利用しようと思っても、数が多すぎてどこがいいのか分からない!という人も多いんじゃないかな?

 

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介護業界に詳しいプロのアドバイザーが担当

ベネッセグループ自身が介護施設を運営していることもあり、キャリアアドバイザーは介護業界に非常に詳しいプロばかりです。

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それぞれの施設で働くメリット・デメリットも事前に教えてもらえるので、「入ってみたらイメージと違った…」ということもなくミスマッチになるケースもほとんどありません。

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