介護職では非正規雇用の割合が多く、シフト制で働き方に融通が利きやすい事もあり、ダブルワークをしている人、したことのある人の割合は多いかもしれません。
夜勤明けは。見方によっては一日働ける時間が出来たともいえるかも知れませんし、そもそも介護の給料だけでは収入が心許ないという人もいるでしょう。
収入を増やしたいときに、最も確実に増やせるのは転職より昇給より副業であるという考え方もあるかも知れません。
しかし、副業は失敗すれば負担ばかりが大きくなり、税金などで不具合が出れば法人に迷惑をかけることになる恐れもあります。
収入アップの手段として魅力的な副業について、紹介していきたいと思います。
目次
介護職は副業をしてる人が多い?
非正規雇用の求人ではダブルワーク可という求人は多いし、副業をしたことのある人は少なくないと思うよ。
介護はシフト制で働くことが多く、特定の曜日に休むなどの融通も効く場合があります。
土日だけ給料の高い居酒屋などで働きながら、土日は休み、金曜日に夜勤明けになるようにシフトを組んでもらう人などは少なくありません。
正規社員でも、給料面などから副業を認めている場合もあります。
低給料を理由に人材が離れていったしまうくらいなら、介護に影響が出ない範囲で副業を認める方が職場としては損失が少ないと言えるのかもしれません。
小遣い程度の収入を得ることのできる手段を持っているという人も含めて考えれば、副業をしている人の意外と多いのが介護職ではないでしょうか。
介護職におすすめの副業とは?
副業で収入を得る場合、大切なのは仕事の内容です。
介護は決して楽な仕事ではありませんし、決して副業がしやすい職種であるとは言えないかもしれません。
多くの方にとって、副業がしたいというよりは、仕方がないから副業をするのではないでしょうか。
働きやすさや体力面、精神面での負担の大きさなどをしっかりと吟味して仕事を選ばなければ、最終的に体調を崩すことにもなりかねません。
介護職の副業として働きやすい職種を、いくつかご紹介したいと思います。
肉体的な負担の少ない仕事なら塾講師や家庭教師がオススメ
塾講師などの肉体的な疲労の少ない仕事を副業とする場合、夜勤などで体力的に負担が大きい介護職でも働きやすいかもしれません。
特に家庭教師ならば、自分が担当する生徒の家を訪問する曜日や時間、人数をコントロールしやすいためオススメです。
働き始めるために学歴などを求められる場合も多いですが、成果に合わせて歩合で給料を得ることが出来る場合もあります。
高給料の仕事を希望するならコンビニやガソリンスタンドの深夜バイト
深夜バイトのある仕事では、夜間に勤務することで高めの時給で働くことが出来ます。
通常であれば体調へのダメージを検討する部分ではありますが、夜勤明けであれば帰宅後に就寝すれば、バイト前に自然と起床することが出来るかも知れません。
夜勤明けの翌日が休みなら、働きやすい仕事であると言えるでしょう。
一人でできる仕事を希望するならネット上で収入を得る様々な方法や株式など
あくまで介護職が本業で副業は収入面での余裕を得るための手段であると考える場合、副業が介護に影響することのないようにしたいものです。
急なシフト変更で迷惑をかける可能性や、副業の方で人間関係に悩まされることのない仕事であれば、それは副業で収入を得る場合の大きな利点です。
古本を買い集めて全巻セットにしてフリマアプリなどで販売することで副収入を得ている方や、ネット上では評価の高い商品で地域差の発生している商品を購入、転売して差額で利益を得ている方も存在します。
モラルについて考えられる機会もあれば失敗するリスクもあるものの、本業に迷惑をかけない範囲で副収入を得るならば一つの手段であると言えるでしょう。
ブログでの広告収入や、アフェリエイトサイトの運営、株式や為替などでも良いかもしれません。
十分な知識とリスクに対する意識があれば、副収入を得ることが出来るでしょう。
体力面や自分の能力、許容できるリスクなどをしっかりと検討して副業選びをしなければならないね。
副業をする時の注意点について
何らかの収入を得た場合、しっかりと申告しなければ脱税になってしまう可能性があります。
労働基準法上でも、勤務先が別であることとは関わらず総労働時間から計算される部分もあり、注意が必要です。
副業をするならば関連法について確認し、勤務先の了解を得た上で働かなくてはいけません。代表的な注意点について紹介します。
各職場での雇用契約の内容を確認する
副業が禁止されている職場で隠れて副業をしている場合、何らかの理由で発覚した場合には解雇になる恐れもあります。
雇用契約を結んだ雇用主と被雇用者である以上、副業が禁止されている職場では副業は断念すべきかもしれません。
副業が禁止されている場合で、どうしても副業をする必要がある場合、まずは上司に相談してみてください。
どういった理由で、週に何時間程度働き、いくらの収入を得るのかによっては、副業を認めてくれる場合もあります。
確定申告で収入を申告する
お伝えしている通り、何らかの収入を得た場合には申告しなければなりません。
年末に年末調整をしているかと思いますが、年末調整の申告書には甲欄と乙欄が存在します。
主たる収入源となっている職場での年末調整の際には、甲欄に記載して控除などを計算した上で年末調整を行います。
次に副業の方ですが、そちらでも控除を受け取ってしまっては脱税です。副業の方では控除は受けず、乙欄で計算をします。
そして合計の収入を確定申告し、払いすぎていれば還付をうけ、未納分が発生していれば納付をすることになります。
所得税や住民税などの納付は基本的に勤め先が実施してくれますが、副業をしている場合にはそういう訳にはいきません。
手間もかかり難しい部分もあるかも知れませんが、しっかりと調べて実施しましょう。
社会保険の加入や労働基準について
最後に社会保険と労働基準法についてです。社会保険は加入条件を満たしていれば必ず加入しなければならないものです。
しかし、健康保険料を二重に支払い、健康保険証を二枚貰う事に意味もありません。
社会保険の加入を避けるためには、副業の方での収入をコントロールしたり、労働時間を短めにしたりといった配慮が必要です。
労働基準の方では、副業であっても同日に8時間以上の勤務をした場合には、時間外手当が発生します。
これは労働者から見て8時間を超えて働いた側、つまり後から働いた側の職場で発生することになっています。
後から働く事になる夜勤明け後の勤務先などで、後になって時間外手当の未払いが発覚して迷惑をかけることのないように注意しなければなりません。
二か所で働いて収入を得るというのは不具合も発生するものみたいだね。
介護職が効率よく副業をするために
副業をする以上、しっかりとした目的意識を持つようにした方が、結果的に効率よく副業をすることが出来るかも知れません。
5万円の副収入を得る、そのために土日を使う、という視点で仕事や職場を探せば、意外と良い職場に巡り合うことが出来るかも知れません。
どの様な形でいくらの副収入を得たいかという目標設定を疎かにしてしまえば、介護の仕事を本業とする場合は収入の逆転が発生してしまう可能性も大いにあります。
副業を本業にしていくという転職の形もあるのかもしれませんが、その場合はより入念に職場探しをしなければ後悔することになる恐れもあります。
介護の仕事でもそうですが、副業においても働き方や時間の使い方以上に職場選びが大切です。
自分が副業にかけることのできる時間や体力、副業に求める事をしっかりと見据えた仕事探しをしましょう。
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