介護老人保健施設を辞めたい!介護職としての次の転職先は?

ひよこ先生

ひよこ先生
今回は中々苦しい内容の説明をするよ。
みさき

みさき
どうしたの?
ひよこ先生

ひよこ先生
老健を辞めたい人へのアドバイスをしたいんだけどね。

介護業界、福祉分野の抱える問題にも触れる内容になると思うんだ。

みさき

みさき
先生の得意な、日本の福祉を憂う会だね。
ひよこ先生

ひよこ先生
でも、老健を辞めたくて悩む人はきっと少なくないからね。

力になれれば嬉しいね。

 

介護施設の中でも特殊な立ち位置にあり、在宅復帰を目的とする老健。

素晴らしい老健で働くことが出来れば、やりがいもあり楽しい職場です。

しかし、老健ならではの悩みを抱える介護職員が多いことも事実です。

今回は老健を辞めたい介護職の方に、転職を通した悩みの解決をお伝えしていきます。
介護職としての次の転職先について考えてみましょう。

老健を辞めたくなった理由

ひよこ先生

ひよこ先生
老健で働いていて、他施設での介護との違いに戸惑うケースもあると思うんだ。
みさき

みさき
老健について教えてもらった回で話してくれた内容だね。
ひよこ先生

ひよこ先生
そうだね。今回はそれも踏まえて、老健ならではの悩みや不満について考えてみよう。

 

老健のはずが特養化していて、やりがいを感じない

老健は本来在宅復帰を目指す施設ですが、その特養化はよく問題視されます。

こちらは老健の在宅復帰、退所見込みに関するデータですが、どちらも老健の元々の目的に即した数値とは言いかねるものです。

在宅復帰率は26%と低く、退所見込みがない入居者は平均で半数を超えます。

自宅へ帰るまでのお手伝いをするつもりで老健に入職したにも関わらず、これではやりがいを感じない事も仕方ないかもしれません。

医療専門職や介護職との人間関係がよくない

特養や有料老人ホームなどと比べると、老健は医療専門職が圧倒的に多いことも特徴です。

さらに老健は治療や療養も目的とするため、意見としても医療専門職者の意見は強くなる場合があるでしょう。

そうした中で共に働くチームとして尊敬しあう関係が築けず、人間関係に悩むケースは多いようです。

基本的に多床室であることから職員の人数も多く、密な人間関係の構築は職員同士でも困難かも知れません。

ご家族や入居者本人の思いの違いに挟れ、しんどい

老健にとって、入居者からの「家に帰りたい」という言葉は他の施設とは違う意味の言葉です。

多くの介護従事者にとって、入居者からかけられる「家に帰りたい」という言葉は認知症の帰宅願望として受け止めるもので、難しい対応を迫られる部分です。

しかし、本来の老健にとっては「家に帰りたい」は共に目指すべき目標です。

こんなデータがあります。

先程説明したように「家に帰りたい」という本人に対して、退所の見込みのない入居者の割合が高いだけでなく、家に帰りたい本人とこのまま施設にいてほしいと考える家族の間にもギャップがある事が分かるかと思います。

在宅復帰を目指す施設で働きながら、ご家族の意向で家に帰れない入居者の介護を行う。

そんな中投げかけられる「家に帰りたい」という言葉は、介護者にとってより一層悩まされる言葉になってしまうかもしれません。

 

みさき

みさき
在宅復帰の施設だからこその悩みだね。
ひよこ先生

ひよこ先生
そうだね。辛いのは、在宅復帰の施設にも関わらず、そうでない実態に対する悩みである点だよ。

老健のメリットややりがいとして紹介した内容と反対の事を挙げているから、先生としては苦しいね。

 

老健からの転職先の選択肢

みさき

みさき
老健からの転職先だけど、オススメはある?
ひよこ先生

ひよこ先生
もう一度、他の老健に転職するという選択肢を忘れないで欲しいかな。

では、説明していこう!

 

老健を辞めたいと感じた方でも、様々な理由があるでしょう。

介護の身体的な負担を原因に辞めたいなど、介護施設の多くが抱える悩みもあります。

ここでは、おすすめの転職先と理由を紹介していきます。

特別養護老人ホーム

老健が合わないと感じたなら、スタンダードな介護施設である特養はおすすめの施設です。

在宅復帰を目的とする老健と終の棲家とも呼ばれる特養は、どちらも経験することで介護職者として見識を広げる事にもなるでしょう。

ユニット型の老健や在宅強化型の老健

ユニット型で新設された老健や在宅強化型の老健では特養化しないように対策に取り組んでいる施設もあります。

老健本来の目的に則った運営を期待していたなら、他の老健も経験してみるのはオススメです。

現在の介護、福祉分野が抱える施設不足、人員不足などの問題が施設ごとにどう影響しているのかを考える機会にもなるでしょう。

他の福祉施設、事業所

老健はその特性から要介護5の入居者が少ない点も特徴ですが、居宅サービス事業所に転職して在宅高齢者の介護に転職するのもオススメです。

自宅で生活が出来るという点で軽度な方が多い可能性もあり、老健に入所される方のその後の姿を考える機会にもなります。

給料面では不利になることも多いため、その点では注意が必要です。

 

ひよこ先生

ひよこ先生
いずれの施設にも言えることだけど、人間関係や施設の考え方をみて同じ種別の施設すべてに苦手意識を持ってほしくはないんだよ。
みさき

みさき
離職率が低い施設・事業所もあるんだよね!

 

あなたに合った求人の探し方

みさき

みさき
同じ老健で良い施設を探すか、特養とか他の施設で探すべきか、だね。
ひよこ先生

ひよこ先生
いずれにしても人間関係や法人の考え方、給料なんかは大切なポイントだからね。

条件を絞って求人情報誌をめくるより、介護求人サイトとかを活用してほしいな。

 

老健を離れるつもりで探してはいても、在宅復帰に向けた取り組みが素晴らしくて働いてみたいと思える老健があるかも知れません。

人間関係が一新するだけでも職場の雰囲気はガラリと変わりますし、初めから何かを排除した転職活動はもったいないようにも思います。

介護求人サイトを利用し、最初に老健での経験と次の職場への希望などを伝えておけば、良い老健の求人情報などがあれば伝えてくれます。

何かに絞った転職も良いですが、自分に合った職場探しは自分を分かってくれる介護求人サイトと協力した方が成功に近づくはずです。

おすすめの介護求人サイト

ひよこ先生

ひよこ先生
いざ、介護求人サイトを利用しようと思っても、数が多すぎてどこがいいのか分からない!という人も多いんじゃないかな?

 

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介護業界に詳しいプロのアドバイザーが担当

ベネッセグループ自身が介護施設を運営していることもあり、キャリアアドバイザーは介護業界に非常に詳しいプロばかりです。

そのため求人を紹介してもらう時にも施設の内情を詳しく教えてもらえたり、施設ごとに異なる面接で気をつけるポイントも教えてもらえるので、安心してサポートを受けられます。

高待遇・優良企業の求人が豊富

ベネッセ介護は大手企業の知名度もあり、求人を扱っている施設も大手企業や優良企業も多いため、高待遇・好条件の求人も豊富に紹介してもらえます。

求人サイトによっても取り扱っている求人が異なりますが、ベネッセでしか扱っていない優良企業の求人も多いので、できる限り2社以上の求人サイトへの登録をオススメします。

特養から在宅まで幅広い求人の紹介が可能

ベネッセ介護では介護分野に特化していることもあり、特養、老健、有料、デイサービス、在宅など、幅広い分野の求人の取り扱いがあります。

それぞれの施設で働くメリット・デメリットも事前に教えてもらえるので、「入ってみたらイメージと違った…」ということもなくミスマッチになるケースもほとんどありません。

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