介護業界、福祉分野の抱える問題にも触れる内容になると思うんだ。
力になれれば嬉しいね。
介護施設の中でも特殊な立ち位置にあり、在宅復帰を目的とする老健。
素晴らしい老健で働くことが出来れば、やりがいもあり楽しい職場です。
しかし、老健ならではの悩みを抱える介護職員が多いことも事実です。
今回は老健を辞めたい介護職の方に、転職を通した悩みの解決をお伝えしていきます。
介護職としての次の転職先について考えてみましょう。
目次
老健を辞めたくなった理由
老健のはずが特養化していて、やりがいを感じない
老健は本来在宅復帰を目指す施設ですが、その特養化はよく問題視されます。
こちらは老健の在宅復帰、退所見込みに関するデータですが、どちらも老健の元々の目的に即した数値とは言いかねるものです。
在宅復帰率は26%と低く、退所見込みがない入居者は平均で半数を超えます。
自宅へ帰るまでのお手伝いをするつもりで老健に入職したにも関わらず、これではやりがいを感じない事も仕方ないかもしれません。
医療専門職や介護職との人間関係がよくない
特養や有料老人ホームなどと比べると、老健は医療専門職が圧倒的に多いことも特徴です。
さらに老健は治療や療養も目的とするため、意見としても医療専門職者の意見は強くなる場合があるでしょう。
そうした中で共に働くチームとして尊敬しあう関係が築けず、人間関係に悩むケースは多いようです。
基本的に多床室であることから職員の人数も多く、密な人間関係の構築は職員同士でも困難かも知れません。
ご家族や入居者本人の思いの違いに挟れ、しんどい
老健にとって、入居者からの「家に帰りたい」という言葉は他の施設とは違う意味の言葉です。
多くの介護従事者にとって、入居者からかけられる「家に帰りたい」という言葉は認知症の帰宅願望として受け止めるもので、難しい対応を迫られる部分です。
しかし、本来の老健にとっては「家に帰りたい」は共に目指すべき目標です。
こんなデータがあります。
先程説明したように「家に帰りたい」という本人に対して、退所の見込みのない入居者の割合が高いだけでなく、家に帰りたい本人とこのまま施設にいてほしいと考える家族の間にもギャップがある事が分かるかと思います。
在宅復帰を目指す施設で働きながら、ご家族の意向で家に帰れない入居者の介護を行う。
そんな中投げかけられる「家に帰りたい」という言葉は、介護者にとってより一層悩まされる言葉になってしまうかもしれません。
老健のメリットややりがいとして紹介した内容と反対の事を挙げているから、先生としては苦しいね。
老健からの転職先の選択肢
では、説明していこう!
老健を辞めたいと感じた方でも、様々な理由があるでしょう。
介護の身体的な負担を原因に辞めたいなど、介護施設の多くが抱える悩みもあります。
ここでは、おすすめの転職先と理由を紹介していきます。
特別養護老人ホーム
老健が合わないと感じたなら、スタンダードな介護施設である特養はおすすめの施設です。
在宅復帰を目的とする老健と終の棲家とも呼ばれる特養は、どちらも経験することで介護職者として見識を広げる事にもなるでしょう。
ユニット型の老健や在宅強化型の老健
ユニット型で新設された老健や在宅強化型の老健では特養化しないように対策に取り組んでいる施設もあります。
老健本来の目的に則った運営を期待していたなら、他の老健も経験してみるのはオススメです。
現在の介護、福祉分野が抱える施設不足、人員不足などの問題が施設ごとにどう影響しているのかを考える機会にもなるでしょう。
他の福祉施設、事業所
老健はその特性から要介護5の入居者が少ない点も特徴ですが、居宅サービス事業所に転職して在宅高齢者の介護に転職するのもオススメです。
自宅で生活が出来るという点で軽度な方が多い可能性もあり、老健に入所される方のその後の姿を考える機会にもなります。
給料面では不利になることも多いため、その点では注意が必要です。
あなたに合った求人の探し方
条件を絞って求人情報誌をめくるより、介護求人サイトとかを活用してほしいな。
老健を離れるつもりで探してはいても、在宅復帰に向けた取り組みが素晴らしくて働いてみたいと思える老健があるかも知れません。
人間関係が一新するだけでも職場の雰囲気はガラリと変わりますし、初めから何かを排除した転職活動はもったいないようにも思います。
介護求人サイトを利用し、最初に老健での経験と次の職場への希望などを伝えておけば、良い老健の求人情報などがあれば伝えてくれます。
何かに絞った転職も良いですが、自分に合った職場探しは自分を分かってくれる介護求人サイトと協力した方が成功に近づくはずです。
おすすめの介護求人サイト
当サイトでは、実際に介護求人サイトを利用した人の声、またそれぞれの求人サイトが扱っている求人数や情報量を元に、おすすめの求人サイトをピックアップしています。
求人サイトによっては対応エリアが首都圏のみのところもあります。
首都圏の人向けと全国対応可能の求人サイトがありますので、対応可能エリアも必ずチェックしてみてくださいね。
1位:「スマイルSUPPORT介護」(全国対応)
求人数 | 84,000件以上(2017年9月時点) |
対応エリア | 全国対応 |
対応職種 | 介護福祉士、社会福祉士、社会福祉士主事、ヘルパー1級、ヘルパー2級、介護職員初任者研修、実務者研修、介護職員基礎研修、ケアマネージャー(介護支援専門員)、主任ケアマネージャー(主任介護支援専門員)、無資格OK |
求人サイトの中で求人数がNO.1
スマイルSUPPORT介護では求人サイトの中でも取り扱い求人数が最も多く、8万件以上の求人の中からあなたに合った求人を紹介してもらえます。
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また運営している長谷川ホールディングスは介護施設や福祉施設の運営もしているため、介護業界に精通しているキャリアアドバイザーが多く、介護業界特有の悩みにも共感してもらえます。
評判の悪い施設を省いて紹介してもらえる
スマイルSUPPORT介護では、介護業界に精通していることもあり施設情報にも詳しいのですが、ブラックな施設は紹介しないという方針を徹底しています。
そのため「希望されてる施設ですが、実は先日集団退職があって…」など、他では聞けないような話を聞くことができるので、入ってからのミスマッチも防ぐことが出来ます。
2位「きらケア介護求人」(首都圏向け)
求人数 | 12,000件以上(2017年9月時点) |
対応エリア | 首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉) |
対応職種 | 介護福祉士(介護士)、社会福祉士、ケアマネージャー、 介護職員基礎研修、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、社会福祉主事任用、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、無資格OK |
職場の内部情報に詳しい
きらケア介護では、介護業界に特化して求人紹介を行っているため、施設ごとの人間関係、離職率、雰囲気などの口コミ・評判に非常に詳しいです。
求人を紹介される時も「あそこの施設は給料は確かに高いけど、残業もかなり多いのでプライベートの時間は取りづらいかもしれません…」などネガティブな情報もきちんと教えてもらえます。
キャリアアドバイザーの対応が丁寧
きらケア介護では、7割が女性スタッフということもあり、寄り添って話を聞いてもらえるので安心できるひいう人も多いです。
また「まだ転職は迷ってるけど、どんな求人があるか見てみたくて…」というような情報収集の段階でも、丁寧に対応してもらえるので安心です。
給料・条件交渉をしてもらえる
きらケア介護では、一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーがついてもらえるのですが、求人を探してもらえるだけでなく、面接のサポートはもちろん、施設への給料や条件交渉までしてもらえます。
「あと月1万円給料が高かったら、ここの施設に行きたいんだけど…」という正直な気持ちを伝えてみてください。
これまでに何度も給料交渉をしてきているプロなので、施設の担当者にうまく給料交渉をしてもらえて給料アップが叶うこともあります。
3位:「ベネッセの介護士お仕事サポート」(関東・関西メイン)
求人数 | 4,000件(2017年9月時点) |
対応エリア | 関東・関西中心 |
対応職種 | 介護福祉士、ケアマネジャー、実務者研修、介護職員初任者研修、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、看護助手、無資格OK |
介護業界に詳しいプロのアドバイザーが担当
ベネッセグループ自身が介護施設を運営していることもあり、キャリアアドバイザーは介護業界に非常に詳しいプロばかりです。
そのため求人を紹介してもらう時にも施設の内情を詳しく教えてもらえたり、施設ごとに異なる面接で気をつけるポイントも教えてもらえるので、安心してサポートを受けられます。
高待遇・優良企業の求人が豊富
ベネッセ介護は大手企業の知名度もあり、求人を扱っている施設も大手企業や優良企業も多いため、高待遇・好条件の求人も豊富に紹介してもらえます。
求人サイトによっても取り扱っている求人が異なりますが、ベネッセでしか扱っていない優良企業の求人も多いので、できる限り2社以上の求人サイトへの登録をオススメします。
特養から在宅まで幅広い求人の紹介が可能
ベネッセ介護では介護分野に特化していることもあり、特養、老健、有料、デイサービス、在宅など、幅広い分野の求人の取り扱いがあります。
それぞれの施設で働くメリット・デメリットも事前に教えてもらえるので、「入ってみたらイメージと違った…」ということもなくミスマッチになるケースもほとんどありません。