目次
介護福祉士の平均年収はどれくらい?
厚生労働省「介護福祉士の平均月収」
厚生労働省「介護福祉士の賞与」
社会福祉士(回答人数19100人)の約2%、このデータでは約400人が2,000,000円以上の賞与を貰っていることになるよね。
だけど介護福祉士では同じ条件で240人だけになる。母数が6倍以上であるにもかかわらず、厳しい数字だね。
実際、手取り15万なんて人が少なくないんだ。
平均月収20万円?4人に一人は賞与なし!
年齢ごとの平均月収
厚生労働省「介護福祉士の昇給額」
過去1年での昇給についてのアンケートでは、昇給していないという回答が45%という結果になっています。
前年では昇給しているかも知れませんし、これは過去に一度も昇給がなかったという結果ではありません。
しかし、少なくとも勤続によって毎年確実に昇給していくような職場は少ないと言えるでしょう。
厚生労働省「各職種ごとの役職率」
さらに、介護福祉士の役職として施設長や管理者の割合はとても低く、介護職員が半数以上、残りもホームヘルパーや相談員の占める割合が高くなっています。
厚生労働省「年齢別の職種の割合」
最後にこの「 介護福祉士等現況把握調査 」における回答者の年齢として、介護福祉士は回答者の平均年齢が他の2つと比べても高い年齢層になっていることが分かります。
平均では40代における結果であると言えるでしょう。先ほどの給与も40代の平均であると言えます。
結果的に下記の3点の問題が浮かび上がってきます。
- 介護福祉士の昇給は難しい
- 介護福祉士から施設長や管理者、経営者になる人数は少ない
- そもそもこれらの数値は40代以上の介護福祉士が半数を占める調査の結果である
介護福祉士が給料アップをさせるための3つの方法
1)介護職員内での役職に就く
介護職内でも、介護リーダーやフロアリーダー、介護主任といった役職が設置されている施設は多数存在します。
これは施設での人数が少ない社会福祉士やケアマネージャにはない利点であると言えるでしょう。
施設長や管理職まで目指すなら難しさがありますが、介護職員内での役職者は当然介護職員から選出されます。
現場での介護が認められれば、こういった役職に就き、役職手当などで給料のベースをアップすることに繋がります。
そこまでの昇進は無理でも、レクリエーションが得意ならレクリエーション担当、催しが得意なら夏祭りやクリスマス会の実行委員などで活躍することで、それらの結果をもって昇給を打診することが出来るかも知れません。
2)資格を取得する
今の職場で働きながら給料を上げるならば、これほど確実な手段はありません。
職場ごとで設定される資格手当を確認し、不明ならば確認してみてください。
今ではレクリエーション指導員や機能訓練士などに資格手当が存在する職場もありますので、あなたの得意を活かした資格を取得することで給与アップを目指しましょう。
3)給料の良い職場へ転職する
先程触れたとおり、介護福祉士の昇給は職場の条件のような部分があります。
介護福祉士が昇給できる職場と、昇給できない職場、施設長への昇進が見込める職場と、そうでない職場。
条件を見極めて転職することで、今より給料を上げることが出来るでしょう。
介護福祉士の給料が高い職場の特徴
大きな問題は新人の給料が高いのではなく、リーダー職の給料が低いという点かもしれないけど。
1)有料老人ホームなど、企業が母体となっている施設
福祉分野における報酬はサービスによって固定されています。
介護福祉士の給料は、極論すれば「施設や事業所で提供するサービスの介護報酬×利用者の人数-施設の運営にかかる諸経費」を介護職員の人数で割ったものと言えるでしょう。
しかし、有料老人ホームなでは介護報酬以外に入居金などで利用者から直接費用を受け取ります。
これは公益性を求められる社会福祉法人と、利益を追求できる企業との差であるとも言えます。
2)収益事業に積極的な社会福祉法人や医療法人
厳密にいえば社会福祉法人でも収益事業を実施することもできます。
駐車場の経営や施設内の売店などがそれにあたり、その他にも法人の社会的信用を傷つける恐れが無ければ事業に制限がありません。
収益事業で得た収益は社会福祉事業の財源に利用されなければならないため、介護報酬や加算だけから支払われるより給料を高額に設定することも出来るという訳です。
逆に言えば、こうした介護報酬や加算以外の収入がない社会福祉法人では、給料に充てることが出来る財源自体に限界があるため、給料が低くなりがちです。
これは同一法人で他の社会福祉事業を実施している場合にも言えるでしょう。
他の事業での収益が介護職員の給料にもあてられるなら、高い給料を払うことが出来るかも知れません。
3)介護福祉士が多数雇用され、重用される法人や企業
たとえば施設において施設長や主任が介護福祉士であったり、現場からの昇進であるなら、介護福祉士の給与が高く設定されている、もしくは昇給・昇格の機会が多く存在する職場であると言えるでしょう。
逆に言えば幹部が他業種で構成される法人や施設においては、昇進による給料アップは見込めないかもしれません。
給料の高い職場を探す方法
働きやすい職場と給料が高い職場も、きっとイコールじゃないでしょ。
介護求人サイトは紹介先の施設や法人について、非常によく知っています。また、聞けば調べてくれる頼りになるパートナーでもあります。
何を知りたいのかが分かれば後は簡単、介護求人サイトを活用して賢く転職しましょう。
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対応エリア | 首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉) |
対応職種 | 介護福祉士(介護士)、社会福祉士、ケアマネージャー、 介護職員基礎研修、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、社会福祉主事任用、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、無資格OK |
職場の内部情報に詳しい
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これまでに何度も給料交渉をしてきているプロなので、施設の担当者にうまく給料交渉をしてもらえて給料アップが叶うこともあります。
3位:「ベネッセの介護士お仕事サポート」(関東・関西メイン)
求人数 | 4,000件(2017年9月時点) |
対応エリア | 関東・関西中心 |
対応職種 | 介護福祉士、ケアマネジャー、実務者研修、介護職員初任者研修、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、看護助手、無資格OK |
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ベネッセグループ自身が介護施設を運営していることもあり、キャリアアドバイザーは介護業界に非常に詳しいプロばかりです。
そのため求人を紹介してもらう時にも施設の内情を詳しく教えてもらえたり、施設ごとに異なる面接で気をつけるポイントも教えてもらえるので、安心してサポートを受けられます。
高待遇・優良企業の求人が豊富
ベネッセ介護は大手企業の知名度もあり、求人を扱っている施設も大手企業や優良企業も多いため、高待遇・好条件の求人も豊富に紹介してもらえます。
求人サイトによっても取り扱っている求人が異なりますが、ベネッセでしか扱っていない優良企業の求人も多いので、できる限り2社以上の求人サイトへの登録をオススメします。
特養から在宅まで幅広い求人の紹介が可能
ベネッセ介護では介護分野に特化していることもあり、特養、老健、有料、デイサービス、在宅など、幅広い分野の求人の取り扱いがあります。
それぞれの施設で働くメリット・デメリットも事前に教えてもらえるので、「入ってみたらイメージと違った…」ということもなくミスマッチになるケースもほとんどありません。