目次
ヘルパーの平均年収
1)ホームヘルパー2級、介護職員初任者研修
介護福祉士と同様に、高齢者に介護を提供する資格です。
カリキュラムとして、介護福祉士に比べて高齢者、介護、認知症、老化などの実際に介護現場で必要となる知識や技術を学びます。
訪問介護を提供する訪問介護員として働く際に必要となる資格です。
また、施設の介護職員でも無資格で入職した場合に、介護職員初任者研修をうけるケースが増えています。
これは介護関係の資格に関する法改正で、介護人材のキャリアパスが整理され、将来的に介護福祉士を取得する場合、まずは初任者研修をうけるのが正道となっている為です。
これをうけ、施設で働く介護福祉士を取得していない職員をヘルパーと呼称する施設や、パート職員をヘルパーと呼称する施設もあります。
介護職員全体を指してヘルパーさんと呼称する場合もあります。
2)訪問介護員
訪問介護事業に従事する訪問介護員を、ホームヘルプサービスを行うホームヘルパーと呼ぶ場合、こちらの意味になります。
訪問介護員には資格要件があり、現在の資格制度では介護職員初任者研修修了者と介護福祉士しか従事することが出来ません。
介護施設における介護職員は無資格でも従事可能であり、さらに訪問介護員として働く中にも介護福祉士の有資格者の方もいます。
あくまでヘルプする人を意味する言葉だから、色々な使われ方をしているみたいだよ。
保有資格 | 平均実賃金 | 平均勤続年数 |
看護師・准看護師 | 286,138円 | 5.2年 |
介護支援専門員 | 274,471円 | 7.6年 |
介護福祉士 | 236,596円 | 6.0年 |
介護職員初任者研修 | 212,120円 | 4.1年 |
無資格 | 196,432円 | 2.9年 |
厚生労働省「1ヶ月の平均実賃金(月給)」
この表は介護職員の月給について、保有資格から比較したものです。
ヘルパーを資格の面からホームヘルパー2級、介護職員初任者研修として考えた場合に、平均月収は21万円程度であるようです。
この金額は施設介護職員も訪問介護員も含め、介護職員初任者研修の有資格者の給与を平均したものです。
職種 | 現金給与支給額 |
医師 | 833.200円 |
看護師 | 328,400円 |
准看護師 | 278,700円 |
理学療法士・作業療法士 | 277,300円 |
保育士 | 213,200円 |
ケアマネージャー | 258,900円 |
ホームヘルパー | 218,200円 |
福祉施設介護員 | 218,900円 |
厚生労働省「介護職員の平均賃金」
こちらの表は職種別に分類された物です。
職種としてのホームヘルパー、訪問介護員としてみたときの平均月収も、月給21万円程度であるようです。
この場合のホームヘルパーは介護福祉士、ホームヘルパー2級、ホームヘルパー1級、介護職員初任者研修の内いずれか、訪問介護員として働くことの出来る資格を有しています。
働き方、職種、保有資格、勤務する職場に応じて給料の差も激しいと考えるべきだね
ヘルパーが給料アップをさせるための3つの方法
1)今の職場に給料交渉をする
正直、交渉によって給料をアップすることは難しいと言えるでしょう。
介護関係の全ての職種に言えますが、給料の財源は介護報酬や加算などから算出される金額をベースに一定です。
経験年数や職場での立場から給料アップの交渉をすることになるかと思われますが、時給をほんの少し上げる程度の交渉になる場合が多いかもしれません。
2)資格を取得する
介護福祉士の取得が、一番現実的な資格取得と言えるでしょう。
介護職員初任者研修を終了している場合、実務者研修、介護福祉士とステップアップします。
経験は3年以上必要であり、経験が認められれば実務者研修をうけることができ、修了後に介護福祉士の受験資格を得る事になります。
介護福祉士を取得すれば資格手当がつく場合が多く、給料アップに繋がるでしょう。
3)給料が高い職場に転職する
実は介護職員初任者研修を終了している場合、介護職員として勤務が可能な施設の種類は介護福祉士と同じです。
そもそも訪問介護員以外は資格要件が存在しないので、訪問介護員として働ける資格を有する時点であらゆる施設で勤務可能となります。
介護福祉士と比べた場合、介護福祉士は配置することで施設や事業所は加算を得ることが出来る場合があり、それが給与の違いに反映されているといえます。
その他にも、指導者としての価値やリーダー、責任者候補としての雇用などで介護福祉士に給与面では劣る場合があります。
しかし介護職員の給与が介護報酬や加算にある程度依存する以上、それら以外に収益のある法人や企業では給与が上がるケースは多々あります。
給料の高い職場を探す方法
だからこそ、高い給料を払えるだけの基盤となる事業を持っていたり、収益事業を行っている法人を探せば給料はアップするかもしれないよ。
多くの介護・福祉分野の専門職に言えることですが、利用者の人数と要介護度、提供しているサービス、職員配置などにによる加算が同じなら、介護事業による事業所の収入は同じです。
それだけに、収益からどれだけを人件費に回すのか、また介護事業以外に収益を確保する他事業を有するかで給料が異なるとも言えるでしょう。
これは昇給や昇進についても言えることで、訪問介護だけを実施する小さな事業所で配置基準に基づいたサ責と管理者、訪問介護員だけしか配置されないなら昇進する役職自体が存在しません。
しかし業務の内容や職場の雰囲気、人員配置などによる自分の負担など、給料以外の面もしっかりと確認しながら転職しなければ、どれだけ給料がアップしても身体を壊しては元も子もありません。
収入という母数が同じなら、従業員が少ないことで一人当たりの給料が高くて負担も大きい職場なのかも知れませんよね。
施設の介護職員なんてどこも同じだと思って転職したら、担当入居者が割り当てられてケアプランを作成することになって予想と違う!
なんて事があるかも知れない。でも、その事業所ではそれが当たり前だったりするんだ。
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担当制で介護職員がケアプラン原案を作成するシステムの施設でも、介護福祉士を所持していて経験豊富な方なら負担なく給料アップが目指せる施設かも知れませんよね。
夜間にナースコールが少なく、介護度が軽度な方が多く入居する施設なら介護報酬の差から給料が低いかもしれませんが、未経験なら負担なく介護職に就けるかも知れません。
これらは全て極端な例であり、介護の現場はそんなに単純ではありません。
様々な要素が絡み合い給料や業務内容、人間関係などが形作られていきます。
転職を失敗しないためにも、ぜひ介護求人サイトを利用してみてください。
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対応エリア | 首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉) |
対応職種 | 介護福祉士(介護士)、社会福祉士、ケアマネージャー、 介護職員基礎研修、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、社会福祉主事任用、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、無資格OK |
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きらケア介護では、介護業界に特化して求人紹介を行っているため、施設ごとの人間関係、離職率、雰囲気などの口コミ・評判に非常に詳しいです。
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給料・条件交渉をしてもらえる
きらケア介護では、一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーがついてもらえるのですが、求人を探してもらえるだけでなく、面接のサポートはもちろん、施設への給料や条件交渉までしてもらえます。
「あと月1万円給料が高かったら、ここの施設に行きたいんだけど…」という正直な気持ちを伝えてみてください。
これまでに何度も給料交渉をしてきているプロなので、施設の担当者にうまく給料交渉をしてもらえて給料アップが叶うこともあります。
3位:「ベネッセの介護士お仕事サポート」(関東・関西メイン)
求人数 | 4,000件(2017年9月時点) |
対応エリア | 関東・関西中心 |
対応職種 | 介護福祉士、ケアマネジャー、実務者研修、介護職員初任者研修、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、看護助手、無資格OK |
介護業界に詳しいプロのアドバイザーが担当
ベネッセグループ自身が介護施設を運営していることもあり、キャリアアドバイザーは介護業界に非常に詳しいプロばかりです。
そのため求人を紹介してもらう時にも施設の内情を詳しく教えてもらえたり、施設ごとに異なる面接で気をつけるポイントも教えてもらえるので、安心してサポートを受けられます。
高待遇・優良企業の求人が豊富
ベネッセ介護は大手企業の知名度もあり、求人を扱っている施設も大手企業や優良企業も多いため、高待遇・好条件の求人も豊富に紹介してもらえます。
求人サイトによっても取り扱っている求人が異なりますが、ベネッセでしか扱っていない優良企業の求人も多いので、できる限り2社以上の求人サイトへの登録をオススメします。
特養から在宅まで幅広い求人の紹介が可能
ベネッセ介護では介護分野に特化していることもあり、特養、老健、有料、デイサービス、在宅など、幅広い分野の求人の取り扱いがあります。
それぞれの施設で働くメリット・デメリットも事前に教えてもらえるので、「入ってみたらイメージと違った…」ということもなくミスマッチになるケースもほとんどありません。