ヘルパーからの転職先はどんなところがあるの?

みさき

みさき
ヘルパーの転職先ってどういう所があるかな?
ひよこ先生

ひよこ先生
前回の続きだね。介護職員初任者研修を修了した人、という意味でのヘルパーの転職先を考えてみようか。

(※前回=ヘルパーをやめたい人へのアドバイス

ヘルパーとして働ける職場が少ない

みさき

みさき
少ない……の?
ひよこ先生

ひよこ先生
福祉関連職は凄い量の求人が出てるからね。少なく見えないかもしれないけど、実際には少ないと思うよ。
みさき

みさき
そうなんだ。
ひよこ先生

ひよこ先生
これはどこかが調査して正式に発表された結果じゃないけど……

 

ハローワークインターネットサービスにて、月収や雇用形態を変えながら求人件数の差を調査しました。

フルタイムでの介護サービスの求人(東京都) 5,510件
月給30万円 485件
土日祝休み 106件
時間外なし 1,194件

 

ひよこ先生

ひよこ先生
月給30万円、土日祝休み、ともにサ責やケアマネ、生活相談員などの求人が主になるね。
みさき

みさき
そっか。5000件以上あるように見えるけど、良い条件で働ける職場って少ないんだね。
ひよこ先生

ひよこ先生
介護サービスの求人自体は、求人倍率3.36倍と求人の数は多いけどね。

ケアマネやサ責、生活相談員の求人を除くと数は減るし、その中で良い条件で働ける職場を探さないといけない。

 

ヘルパーからの転職先の選択肢は?

みさき

みさき
例えばヘルパーにこだわらなければ、転職先はあるの?
ひよこ先生

ひよこ先生
数としてはたくさんあるよね。おすすめを紹介しよう!

 

1)介護福祉士として転職する

介護関連資格のキャリアアップが整備され、介護職員初任者研修から実務者研修、介護福祉士というキャリアアップが現在の資格システムです。

ヘルパー2級を所持している場合でも介護職員初任者研修修了者として扱われるため、まずは現場経験を3年、その後に実務者研修、介護福祉士とステップアップする事になります。

メリットとして、カリキュラムや試験範囲で初任者研修と共通する範囲があるため、学習にとっつきやすいこと、現場での経験が学びに活かしやすい事が挙げられるかと思います。

訪問介護事業所にせよ施設にせよ、介護福祉士は設置により加算がある場合があるため、給料アップに繋がる可能性があります。

施設によってはケアプランに関わったり、担当者会議に出席したりと責任の範囲は増大することもありますが、純粋な上位資格として違和感なく働けることでしょう。

2)社会福祉士を取得して転職する

介護福祉士と比べて資格の取得が困難になります。

相談援助職としての経験が認められた上で養成施設に通うか、福祉系大学や養成校に通うなど、学習に時間も費用もかかります。

業務範囲は介護職員初任者研修や介護福祉士と異なり、相談援助になります。

学習の範囲も高齢に関わらない、更生保護や後見、児童など福祉に関わる広範囲を学ぶことになります。

現場での介護とは違ったアプローチで福祉に関わることも出来るため、福祉に関わりたいが現場での介護が考えていたものと違った場合などに検討していただきたいものです。

介護分野では、生活相談員として働くのが一般的ですが、病院や市役所、学校など職場の幅が広いことも特徴です。

3)ケアマネを取得して転職する

2018年から、介護職員初任者研修修了で現場経験という受験ルートが廃止されています。

そのため、介護福祉士や社会福祉士などの国家資格を取得後に、該当資格での業務経験が必要になります。

現在介護職員初任者研修しか所持していない場合には受験自体が困難になっていると言えるでしょう。

業務範囲は主にケアプランの作成と介護保健関連業務となりますが、非常に幅広い業務範囲であることも特徴と言えます。

4)介護・福祉分野以外での転職

医療分野や、全く異なる分野への転職も、当然選択肢として重要なものです。

サービス業などで就職・転職は売り手市場であり、一つの選択肢でしょう。

現在は高齢化が進み、多くの業界でシェアとしての高齢者や家族介護者を開拓・獲得しようとしている為、介護分野での経験、知識が活かせる場合もあるかも知れません。

しかし、基本的に未経験の分野などになるため、資格や知識を得るために期間が必要になることでしょう。

ヘルパーのまま職場環境を変えてみることも大切

ひよこ先生

ひよこ先生
そもそも、ヘルパーにとっての転職先は給料をアップする為の職場では無いと思うよ。
みさき

みさき
どういうこと?
ひよこ先生

ひよこ先生
介護福祉士ひよこの僕に言わせてもらえば、介護職員初任者研修を修了したところで介護職としての研鑽はスタートさ。

介護職者としての研鑽を積むうえで、より良い環境で、より良い上司と、そう望むのは間違っていない。

そういった環境で、介護福祉士の習得や自分に合った福祉専門職者への道を探すのさ。

 

ヘルパーとしての仕事は、介護によく言われる「キツイ」「汚い」「臭い」仕事かも知れません。

もしあなたが、そうした介護の表面に存在するしんどさを苦に転職するならば、それは他職種や他業界を検討すべきです。

しかしそうでないならば是非、介護業界で転職先を検討してみてください。

尊敬できる上司や良い職場環境に巡り合い、介護福祉士やそれ以上の資格を習得し、介護の専門職者としてやりがいある仕事に誇りをもって取り組めることを祈ってます。

介護業界での転職先を探す時に役に立つのが、介護求人サイトの存在です。

介護求人サイトでは、一人ひとりのキャリアアドバイザーが担当としてついてくれるのですが、自分では探しきれないような求人を紹介してもらえたり、施設ごとの内部情報まで教えてもらえます。

こんな職場だったら長く続けられそう、という職場がきっと見つかるはずです。ぜひ介護求人サイトに相談してみることをオススメします。

おすすめの介護求人サイト

ひよこ先生

ひよこ先生
いざ、介護求人サイトを利用しようと思っても、数が多すぎてどこがいいのか分からない!という人も多いんじゃないかな?

 

当サイトでは、実際に介護求人サイトを利用した人の声、またそれぞれの求人サイトが扱っている求人数や情報量を元に、おすすめの求人サイトをピックアップしています。

求人サイトによっては対応エリアが首都圏のみのところもあります。

首都圏の人向けと全国対応可能の求人サイトがありますので、対応可能エリアも必ずチェックしてみてくださいね。

1位:「スマイルSUPPORT介護」(全国対応)

求人数 84,000件以上(2017年9月時点)
対応エリア 全国対応
対応職種 介護福祉士、社会福祉士、社会福祉士主事、ヘルパー1級、ヘルパー2級、介護職員初任者研修、実務者研修、介護職員基礎研修、ケアマネージャー(介護支援専門員)、主任ケアマネージャー(主任介護支援専門員)、無資格OK
求人サイトの中で求人数がNO.1

スマイルSUPPORT介護では求人サイトの中でも取り扱い求人数が最も多く、8万件以上の求人の中からあなたに合った求人を紹介してもらえます。

また6割以上が非公開求人となっており、「土日休み、年間休日120日以上、残業なし」など、他にはないレアな求人に出会える確率も非常に高いです。

全国エリアの対応可能

都心部に特化して求人サイトが多い中、スマイルSUPPORT介護では全国どこのエリアでも求人の紹介をしてもらえます。

また運営している長谷川ホールディングスは介護施設や福祉施設の運営もしているため、介護業界に精通しているキャリアアドバイザーが多く、介護業界特有の悩みにも共感してもらえます。

評判の悪い施設を省いて紹介してもらえる

スマイルSUPPORT介護では、介護業界に精通していることもあり施設情報にも詳しいのですが、ブラックな施設は紹介しないという方針を徹底しています。

そのため「希望されてる施設ですが、実は先日集団退職があって…」など、他では聞けないような話を聞くことができるので、入ってからのミスマッチも防ぐことが出来ます。

≫スマイルSUPPORT介護に相談してみる

2位「きらケア介護求人」(首都圏向け)

求人数 12,000件以上(2017年9月時点)
対応エリア 首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)
対応職種 介護福祉士(介護士)、社会福祉士、ケアマネージャー、 介護職員基礎研修、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、社会福祉主事任用、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、無資格OK
職場の内部情報に詳しい

きらケア介護では、介護業界に特化して求人紹介を行っているため、施設ごとの人間関係、離職率、雰囲気などの口コミ・評判に非常に詳しいです。

求人を紹介される時も「あそこの施設は給料は確かに高いけど、残業もかなり多いのでプライベートの時間は取りづらいかもしれません…」などネガティブな情報もきちんと教えてもらえます。

キャリアアドバイザーの対応が丁寧

きらケア介護では、7割が女性スタッフということもあり、寄り添って話を聞いてもらえるので安心できるひいう人も多いです。

また「まだ転職は迷ってるけど、どんな求人があるか見てみたくて…」というような情報収集の段階でも、丁寧に対応してもらえるので安心です。

給料・条件交渉をしてもらえる

きらケア介護では、一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーがついてもらえるのですが、求人を探してもらえるだけでなく、面接のサポートはもちろん、施設への給料や条件交渉までしてもらえます。

「あと月1万円給料が高かったら、ここの施設に行きたいんだけど…」という正直な気持ちを伝えてみてください。

これまでに何度も給料交渉をしてきているプロなので、施設の担当者にうまく給料交渉をしてもらえて給料アップが叶うこともあります。

≫きらケア介護求人に相談してみる

3位:「ベネッセの介護士お仕事サポート」(関東・関西メイン)

求人数 4,000件(2017年9月時点)
対応エリア 関東・関西中心
対応職種 介護福祉士、ケアマネジャー、実務者研修、介護職員初任者研修、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、看護助手、無資格OK
介護業界に詳しいプロのアドバイザーが担当

ベネッセグループ自身が介護施設を運営していることもあり、キャリアアドバイザーは介護業界に非常に詳しいプロばかりです。

そのため求人を紹介してもらう時にも施設の内情を詳しく教えてもらえたり、施設ごとに異なる面接で気をつけるポイントも教えてもらえるので、安心してサポートを受けられます。

高待遇・優良企業の求人が豊富

ベネッセ介護は大手企業の知名度もあり、求人を扱っている施設も大手企業や優良企業も多いため、高待遇・好条件の求人も豊富に紹介してもらえます。

求人サイトによっても取り扱っている求人が異なりますが、ベネッセでしか扱っていない優良企業の求人も多いので、できる限り2社以上の求人サイトへの登録をオススメします。

特養から在宅まで幅広い求人の紹介が可能

ベネッセ介護では介護分野に特化していることもあり、特養、老健、有料、デイサービス、在宅など、幅広い分野の求人の取り扱いがあります。

それぞれの施設で働くメリット・デメリットも事前に教えてもらえるので、「入ってみたらイメージと違った…」ということもなくミスマッチになるケースもほとんどありません。

≫ベネッセ介護士お仕事サポートに相談してみる

 

関連記事

ヘルパーを辞めたい人のためのアドバイス!

ヘルパーが給料アップをさせる方法とは?