目次
介護福祉士を辞めたいと思うタイミング
厚生労働省「介護福祉士が過去働いていた職場を辞めた理由」
1)法人・事業所の理念や運営の在り方に不満があった
これは非常に広い意味でとらえられる理由です。
文字通りに解釈すれば、安易にオムツ着用を勧めるような考え方と自身の介護感が合わなかった等でしょうか。
利益重視で重度の方ばかり新規入所してくる、運営基準ギリギリの人員配置、個人に事故の責任を負わせるなども想像されます。
法人・事業所の考え方は働いてみなければ分からない部分です。
朝礼で毎日唱和する運営方針より、それが実際にどのように捉えられて現場で運用されるのかの方が職場として捉えれば大切ですよね。
2)職場の人間関係
これも介護現場が抱える大きな課題です。先程挙げた介護観にも関わる部分ですよね。
丁寧な介護、利用者さんと密に関わるコミュニケーションを大切にしていて、それで強い信頼を得ている。
そんな素晴らしい介護職員が、スピードを強く重視する上司と馬が合わず結局退職していく様な残念な事態が様々な施設で起こっています。
スピーディな介護は利用者の負担を減らす素晴らしい考え方であり、それも一つの介護観です。
どちらかが一方的に誤りではないだけに、職場での力関係次第で辛い思いをすることでしょう。
女性の職場であることを原因にしてしまうのも問題かと思いますが、陰口やいじめの多い世界でもあります。
介護観の違いが正否の付けがたい問題である点も、陰口などに発展する原因かも知れませんね。
3)収入が少ない
こちらも、介護・福祉業界を取り巻く課題としてよく取り上げられる部分です。
限られた介護報酬から給与が支払われるという介護職員の給料自体の性質もあり、介護職員全体が低給になりがちです。
連続して夜勤や早出があり、身体的にもクタクタ、看取り介護で精神はノックアウト。
非常にやりがいある仕事ですが、他人の人生の最期を任せられる仕事なので負担は大きくて当たり前。
更にいざ休日になってみれば遊びに行く余裕はなく、ストレスは発散されず、負担だけが積み重なる。それでは意欲もすり減っていきますよね。
4)心身の不調や腰痛がつらい
職場の人間関係や責任の重さなどから精神的な疲労から退職を選ぶ人も多いことでしょう。
利用者さんのQOLの向上に思い悩み、介護に真剣であればあるほど、提供できるサービスと理想とのギャップに苦しむ。
そうした素晴らしい介護職から辞めていくのは業界としての損失ですが、決して少なくありません。
介護は最後には自分の身体で提供されるサービスなので、移乗介助や無理な体制でのオムツ交換で腰を痛める方は少なくありません。
介護技術により負担の軽減を目指せるとはいえ、生まれついた体格や筋力には技術では埋め難い範囲があります。
食事介助や記録作成、腰をかばった無理な介護で手首を痛めるケースもあります。
転職先から見る!介護福祉士を辞めるメリット・デメリット
1)他職種への転職
メリット
- 介護福祉士を取得要件とするケアマネージャや、介護福祉士としての経験が実務経験として認められる場合もある社会福祉士など、間接的に経験を活かすことが出来る
- 施設や法人における業務内容を他職種の立場から知っているので、業務内容について想像しやすい
デメリット
- 他職種として転職しても、現場での介護を求められやすい
- 働きながら、他職種として必要な知識や資格を学習しなければならない
2)介護業界以外の仕事への転職
メリット
- 業務内容がガラッと変わるので、介護に対する不満や悩みは改善しやすい
- 介護福祉士として高齢者に対する知識を有する点などは高齢化が進む現代において他業種でも求められる場合がある
デメリット
- PC技術など、他業種において求められる知識や資格を学習しなければならない
- 働き方や考え方が大きく変わるため、経験のない業界での仕事では困惑する場面が多い
3)介護福祉士として他の職場に転職する
メリット
- 職場環境や就労条件が変わる
- 元の職場での経験が認められる場合がある
- 新しく何かを学んだり資格を取得しなくてよい
デメリット
- しっかりと転職先を探さなければ、同じ悩みを抱えることになる
- 元の職場とのルールの違いや手技の違いに戸惑う場合がある
今よりも条件・環境の良い職場を探す方法
ところで、良い職場の条件はなんだと思う?
介護職者の悩みは心身の悩みから介護自体への悩み、職場への悩みなど多種多様です。
せっかく転職するなら、次の職場で同じ悩みを抱えたくはないですよね。
給料が高い職場を探すよりも、自分の悩みが解決するような職場をまず探して、その中で他の条件も整った職場を探す方が良い転職かもしれません。
あなたの転職を成功に近づけるために、介護職専門の求人サイトを活用することがオススメです。
介護求人サイトの担当者にあなたの悩みを伝えれば、あなたが気付かなかったような視点から転職先を紹介してくれます。
介護求人サイトを賢く使って転職活動をしましょう。
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求人サイトによっては対応エリアが首都圏のみのところもあります。
首都圏の人向けと全国対応可能の求人サイトがありますので、対応可能エリアも必ずチェックしてみてくださいね。
1位:「スマイルSUPPORT介護」(全国対応)
求人数 | 84,000件以上(2017年9月時点) |
対応エリア | 全国対応 |
対応職種 | 介護福祉士、社会福祉士、社会福祉士主事、ヘルパー1級、ヘルパー2級、介護職員初任者研修、実務者研修、介護職員基礎研修、ケアマネージャー(介護支援専門員)、主任ケアマネージャー(主任介護支援専門員)、無資格OK |
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また運営している長谷川ホールディングスは介護施設や福祉施設の運営もしているため、介護業界に精通しているキャリアアドバイザーが多く、介護業界特有の悩みにも共感してもらえます。
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そのため「希望されてる施設ですが、実は先日集団退職があって…」など、他では聞けないような話を聞くことができるので、入ってからのミスマッチも防ぐことが出来ます。
2位「きらケア介護求人」(首都圏向け)
求人数 | 12,000件以上(2017年9月時点) |
対応エリア | 首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉) |
対応職種 | 介護福祉士(介護士)、社会福祉士、ケアマネージャー、 介護職員基礎研修、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、社会福祉主事任用、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、無資格OK |
職場の内部情報に詳しい
きらケア介護では、介護業界に特化して求人紹介を行っているため、施設ごとの人間関係、離職率、雰囲気などの口コミ・評判に非常に詳しいです。
求人を紹介される時も「あそこの施設は給料は確かに高いけど、残業もかなり多いのでプライベートの時間は取りづらいかもしれません…」などネガティブな情報もきちんと教えてもらえます。
キャリアアドバイザーの対応が丁寧
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また「まだ転職は迷ってるけど、どんな求人があるか見てみたくて…」というような情報収集の段階でも、丁寧に対応してもらえるので安心です。
給料・条件交渉をしてもらえる
きらケア介護では、一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーがついてもらえるのですが、求人を探してもらえるだけでなく、面接のサポートはもちろん、施設への給料や条件交渉までしてもらえます。
「あと月1万円給料が高かったら、ここの施設に行きたいんだけど…」という正直な気持ちを伝えてみてください。
これまでに何度も給料交渉をしてきているプロなので、施設の担当者にうまく給料交渉をしてもらえて給料アップが叶うこともあります。
3位:「ベネッセの介護士お仕事サポート」(関東・関西メイン)
求人数 | 4,000件(2017年9月時点) |
対応エリア | 関東・関西中心 |
対応職種 | 介護福祉士、ケアマネジャー、実務者研修、介護職員初任者研修、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、看護助手、無資格OK |
介護業界に詳しいプロのアドバイザーが担当
ベネッセグループ自身が介護施設を運営していることもあり、キャリアアドバイザーは介護業界に非常に詳しいプロばかりです。
そのため求人を紹介してもらう時にも施設の内情を詳しく教えてもらえたり、施設ごとに異なる面接で気をつけるポイントも教えてもらえるので、安心してサポートを受けられます。
高待遇・優良企業の求人が豊富
ベネッセ介護は大手企業の知名度もあり、求人を扱っている施設も大手企業や優良企業も多いため、高待遇・好条件の求人も豊富に紹介してもらえます。
求人サイトによっても取り扱っている求人が異なりますが、ベネッセでしか扱っていない優良企業の求人も多いので、できる限り2社以上の求人サイトへの登録をオススメします。
特養から在宅まで幅広い求人の紹介が可能
ベネッセ介護では介護分野に特化していることもあり、特養、老健、有料、デイサービス、在宅など、幅広い分野の求人の取り扱いがあります。
それぞれの施設で働くメリット・デメリットも事前に教えてもらえるので、「入ってみたらイメージと違った…」ということもなくミスマッチになるケースもほとんどありません。