「夜勤がつらい…」
それは介護職者全員の共通認識かも知れません。
夕方に家を出て、学生やサラリーマンとすれ違いながら家に帰る。
朝までにすべき業務があるのに、引っ切り無しにナースコールが鳴り響く。
夕食から臥床までと、起床から更衣、朝食まで、二回は忙しく動き回る時間がある。
業務の内容や勤務時間などは職場によりますが、しかし時間が長いという一点だけでも体力的には辛く、少なくともそれは夜勤全てに共通します。
夜勤の無い職場、日勤のみの職場で働くという選択肢について、考えてみましょう。
目次
夜勤なしで働くメリット・デメリット
給料が低くなる
例えば夜勤のある職場で、週に一度夜勤に入るとしましょう。夜勤手当が5000円の職場では月に二万円。年間では24万円の給料の差が発生します。
これは職場によってはひと月分以上の給料に匹敵する差であると言えるでしょう。
入居者の夜間の様子を把握しづらい
睡眠は人生の3分の1を占めるともいわれる重要な行為です。
精神的な安定、疲労の改善など様々な効果があることも、言わずもがなでしょう。
利用者に合った介護を考える上でも夜間の様子や睡眠状況は非常に重要で、夜勤のある職場において正社員の介護職員のほとんどが夜勤に従事する大きな理由であるとも言えます。
入居型の施設に夜勤なしで勤務するなら、情報の共有などには一層尽力しなければなりません。
身体的・精神的に負担が軽減する
デメリットとしても述べたように、睡眠はとても重要です。
4時間程度の睡眠でも十分に効果が得られるとする学術的な研究結果や、ショートスリーパーと呼ばれる短時間睡眠が身体に合った方もいます。
また8時間の睡眠がもたらす長寿の効果、15分の仮眠が1時間分の睡眠に比する効果を発揮するなど、睡眠に関する情報には事欠きません。
夜勤においては18時間の拘束で16時間の勤務、通勤や準備も含めて20時間以上起きている必要がある、なんて人も少なくはありません。
人は起床後16時間前後で眠くなるとも言われますから、身体に無理を強いる勤務であることは確かでしょう。
仮眠室で2時間眠れる職場から、仮眠室が準備されていない職場、食事は休憩時間に摂る職場など休憩の形や過ごし方は職場によっても様々ですが、全く負担がないという事はないと言えます。
さらに日勤のシフトに夜勤が混ざる場合には生活のリズムも乱れがちで、より心身への負担は増すと言えるでしょう。
それだけ、夜勤の負担は大きいんだ。
他には、夜間家にいられる事自体がメリットであるケースもあるよね。
夜間を家で過ごす事が出来る
睡眠や労働時間による心身への影響もありますが、夜間を家で過ごせること自体がメリットである場合も多いかと思います。
家事やご家族との時間の確保など、一般的に家で過ごす時間の大半を逆に仕事で過ごすということは生活において大きな負担になります。
家計を支えるべき仕事が、家庭に悪影響を与えては本末転倒ですよね。
自分にとって夜勤がないことによるメリットがどれくらいあるのかは人それぞれだから、よく考えてほしい。
夜勤なしでも正社員の求人はある?
その上で、入居者の夜間の様子を見られないというのは厳しいかも知れないね。
前提として、夜勤は高い専門性が必要な介護です。
夜間は体調の変化のリスクも高く、多くの場合管理者やナースは不在であったり人数が少なくなります。
眠気から転倒やベッドからの転落などのリスクも高くなるでしょう。
睡眠に影響を与える薬も少なくないため、睡眠状況について正しく情報収集を行える必要もあります。
高い専門性が求められる介護であるということは、これから職場で活躍する若手の正社員に経験させたい、習熟した知識と技術をもつ介護職員にこそ担ってもらいたい役割であるとも言えるのです。
デイサービスは利用者が帰って記録の作成などが終われば、業務終了となる職場です。
お泊りデイなどを実施するケースもありますが、多くの場合夜勤や宿直はありません。当然訪問系の事業所でも夜勤がない事業所が多いでしょう。
訪問介護、訪問リハビリ、訪問入浴、通所介護、通所リハビリ、地域密着型通所介護と認知症対応型通所介護、ざっと挙げるだけでもこれらの事業所では夜勤なしで働ける可能性が高いと言えます。
日勤常勤として働ける施設とは?
人員不足に悩む介護施設は沢山あります。
正社員に夜勤を任せたい以上、日勤では人不足になりやすいとも言えます。
一度の夜勤は二日分の出勤ですから、そういった状況は発生しやすいでしょう。
そのため、夜勤専属と同様に日勤帯専属での求人も少なくはありません。
非常勤として雇用してしまうと、常勤換算1以上にするためには二人以上を雇わなければなりません。
日勤担当常勤パートという働き方ならば、多くの施設や事業所で働くことが出来るでしょう。
夜勤なしの求人の探し方
日勤のみ常勤パート、夜勤のない事業所での正社員、夜勤なしの求人でも給与形態や働きからは様々です。
こういった場合には、介護求人サイトがとても便利です。
夜勤なしの職場が良いということを伝えれば、夜勤なしで働ける施設や法人をピックアップしてくれます。
時には勤務形態について特に指定のない求人でも、夜勤なしが可能かを問い合わせて確認してくれたりもするでしょう。
自分一人では難しい情報収集にこそ、介護求人サイトを活用してあなたに合った介護求人サイトを見つけてくださいね。
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求人サイトによっては対応エリアが首都圏のみのところもあります。
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そのため「希望されてる施設ですが、実は先日集団退職があって…」など、他では聞けないような話を聞くことができるので、入ってからのミスマッチも防ぐことが出来ます。
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対応職種 | 介護福祉士(介護士)、社会福祉士、ケアマネージャー、 介護職員基礎研修、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、社会福祉主事任用、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、無資格OK |
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きらケア介護では、介護業界に特化して求人紹介を行っているため、施設ごとの人間関係、離職率、雰囲気などの口コミ・評判に非常に詳しいです。
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給料・条件交渉をしてもらえる
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「あと月1万円給料が高かったら、ここの施設に行きたいんだけど…」という正直な気持ちを伝えてみてください。
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対応エリア | 関東・関西中心 |
対応職種 | 介護福祉士、ケアマネジャー、実務者研修、介護職員初任者研修、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、看護助手、無資格OK |
介護業界に詳しいプロのアドバイザーが担当
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高待遇・優良企業の求人が豊富
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求人サイトによっても取り扱っている求人が異なりますが、ベネッセでしか扱っていない優良企業の求人も多いので、できる限り2社以上の求人サイトへの登録をオススメします。
特養から在宅まで幅広い求人の紹介が可能
ベネッセ介護では介護分野に特化していることもあり、特養、老健、有料、デイサービス、在宅など、幅広い分野の求人の取り扱いがあります。
それぞれの施設で働くメリット・デメリットも事前に教えてもらえるので、「入ってみたらイメージと違った…」ということもなくミスマッチになるケースもほとんどありません。