介護職として復帰したいけどブランクが気になる人へのアドバイス!

みさき

みさき
ブランクのある方歓迎って求人をよく見かけるね。
ひよこ先生

ひよこ先生
一度は介護を経験し、離職したって人は多いからね。
みさき

みさき
そうなの?

 

介護職員の離職率の高さ、他分野への人材の流出は国も対策を行っている内容であり、図は国が実施する介護人材の呼び戻し施策の一つです。

国が補助金を出してでも離職した介護職員を呼び戻そうとする根底には、人手不足から経験者を求める現場の声があります。

ブランクありで復職する介護職員は一度は介護を離れた人材であると同時に、介護現場の現実を知りながらも復帰してくれる人材とも言えるのです。

 

みさき

みさき
ブランクがある人は何か理由があって介護を離れた人で、理由さえ解決すれば介護が出来る人だってことだね。
ひよこ先生

ひよこ先生
そういうことだね。

新たに教育をするより、職場環境を整えて復職組を狙うのは、即戦力を狙う上での施設や事業所の戦略とも言えるよね。

介護職を離れてしまった理由とは?

みさき

みさき
じゃあ、介護職を離れた理由が大切なんだね。
ひよこ先生

ひよこ先生
そうだね。その理由が解決するからこそ、復帰を検討する訳だからね。

雇用する側もまた辞めてしまうのではと考えるから、理由は大切だよ。

 

 

みさき

みさき
このグラフは良く出てくるよね。
ひよこ先生

ひよこ先生
今回は今までとは違った切り口になるよ!

 

結婚・出産のため

介護以外に転職するケースで2割近くを占めるのが結婚・出産・育児です。

介護分野は女性が70%を超える職場が多く、管理職や相談職を除く現場レベルではその割合はより増加すると思われます。

女性の職場であることが、結婚や出産を機に退職する方が多い理由ともいえるでしょう。

介護職として働く事に問題があるのではなく、就労すること自体に問題があるケースと、夜勤や早出といった不規則な勤務が問題になるケースがあります。

職場に対する不満

法人や事業所に対する不満や人間関係の問題から転職を検討し、結果介護を離れるケースは少なくないでしょう。

介護そのものに対する不満、身体的な負担の大きさは実は退職理由として大きな割合を占めるものではないため、根本的には介護職として働く事に問題はないケースになります。

魅力的な職場を見つけたから転職したというケースは多くないため、相対的に不満が大きかったという事も出来るでしょう。

再度の転職を機に介護への復帰を考えることは、現在の介護求人の多さを考えれば当然かもしれません。

介護自体に対する不満

仕事のキツさや不規則な勤務、少ない給料など、介護業界が抱える問題を理由に転職したケースです。

復帰を検討する上では、少ないケースかも知れません。

介護自体に不満があったり、合わないと感じたなら、介護に復帰しても同様の悩みや不満を抱える恐れはあるでしょう。

業務に関連する心身の不調を理由とする転職は、介護業界で継続して働く事の困難さから、介護を離れる転職の理由で割合が高くなっている可能性もあります。

みさき

みさき
復帰するなら、自分が一度介護を離れた理由をしっかりと見つめ直さないといけないね。
ひよこ先生

ひよこ先生
そうだね。こういう理由で辞めたけれど、今は大丈夫だって説明が出来ないと、復帰は難しいかも知れないね。

 

職場復帰の時に感じる不安

みさき

みさき
ブランクがあると、やっぱり不安だよね。
ひよこ先生

ひよこ先生
そうだね。特に身体介護は失敗が大きな事故に繋がるから、不安に感じるかも知れない。

 

身体介護の手技に関する不安

移乗介護や排せつ介助、食事介助など、介護場面では介護者のミスが利用者の生命に関わることもあります。

そもそも死亡事故が発生する割合は低いですし、多くの場合介護者のミスが直接的な原因にはなりません。

しかし命を預かる仕事である以上不安を感じるのは当たり前で、むしろ不安を感じない方が介護者として問題です。

ましてやブランクがあり、忘れている知識や古くなっている知識もあるでしょう。知識として覚えていても現場で身体がスムーズに動くかは、やってみなくては分からないと言えるかも知れません。

法制度や考え方が変わっている事への不安

ほんの数年前まで、介護施設と言えば回廊型廊下の多床室、大規模施設が普通でした。

現在ではユニット型施設が主流であり、一人一部屋、廊下は短くリビングやキッチンがあります。

大規模なお風呂に作業的に「入れる」のではなく、個浴を備える施設も多くなってきています。

介護保険は利用者主体で契約制度で提供されるサービスであり、措置制度として提供された時代に働いていた人からすれば根本的に違います。

こうした考え方の違いは、介護職員に求められる言葉遣いの違いなどに表れており、変化に対応できるのかは不安の一つでしょう。

身体的な負担に対する不安

介護を離れてからの年数は人それぞれですが、少なくとも現役で働いていた時より今の方が年齢を重ねていることでしょう。

それがすなわち体力が衰えている事とは言えません。体力を必要とする仕事に就いていたかも知れませんし、趣味で運動を始めた方もいるでしょう。

しかし、多くの場合で介護を離れた時間分体力が落ちていたり、筋力が低下しているのは事実です。

そうした自身の衰えは、介護技術を忘れていることと相まって不安の原因となるかも知れません。

 

みさき

みさき
今まさに働いている私でも事故にならないか不安なのに、ブランクがあると余計に不安だね。
ひよこ先生

ひよこ先生
でも介護技術は動作記憶だ。

身体が覚えている部分もあるし、今言ったようにブランクに関係なく誰でも不安な部分である。あまり気にしすぎないで欲しいけどね。

 

職場復帰をしてからよくある失敗

ひよこ先生

ひよこ先生
僕は、そんなものはないと思うよ?
みさき

みさき
え?でも、介護を離れていたんだよ?
ひよこ先生

ひよこ先生
確かに知識は古いかもしれないけど新人よりは知っている訳だし、身体的な負担を減らす技術こそが介護技術だ。

介護技術は動作記憶だから、自転車や水泳と同じで簡単に忘れるものでもない。復帰したからといって、特に失敗しやすいことなんてないよ。

 

職場復帰を考える上で、失敗を気にされる方は少なくありません。命を預かる介護職で、それ自体は素晴らしいことです。

しかし職場に復帰し、ブランクがあるからと言って失敗しやすいことなど、そうはありません。

逆に、昔は出来たのに、私が働いていた頃なら、などと考えすぎるあまり失敗に繋がっているといえるでしょう。

心機一転して新たに覚え直すつもりで働くなら、それは知識も適正もある素晴らしい新人であると言えます。

もし失敗をしやすいならそれは以前の職場との違いであり、ブランクが理由であるというよりは転職を理由とするものではないでしょうか。

復帰までに準備しておきたいこと

みさき

みさき
じゃあ、復帰するまでに準備とかはないの?
ひよこ先生

ひよこ先生
僕が言えば、ミサキは小六法を買い揃えるかい?
みさき

みさき
うっ……
ひよこ先生

ひよこ先生
介護に携わる以上、最新法制度や医学知識は学び続けるべきだし、自身の体調やメンタルの管理は重要だ。

でもそれは復帰するからというより介護職全員に言えることだし、それだけの意欲があればすぐにも介護リーダーや主任になれるだろうね。

 

介護従事者に高い専門性が求められる昨今、学び続ける姿勢は大切にしてほしいものです。

疾病や障害をもちながら高齢を迎える方が増加し、医学知識や障害理解が求められる場面も増えています。

また、認知症に関する知識は必須とも言えます。

しかしこれらは介護業界全体が抱える課題であり、復帰する人だけが事前に準備しておかなければならないこととは言えないでしょう。

忘れてしまっている知識はないか、働いていた頃と法律などはどう違うのか。

経験者として雇用される以上確認しておくべき内容はあるかも知れませんが、働き始めてからでも大丈夫でしょうし、むしろ働き始めてからこそしっかりと学んでいくべきであるといえます。

ブランクがあっても介護職として働ける

みさき

みさき
つまり、ブランクがあるからって失敗しやすいことなんてなくて、介護職として働けるってことだね。
ひよこ先生

ひよこ先生
そうだね。むしろブランクがあっても介護職として働きたいと考えている。そんな意欲の高い人にこそ介護現場で活躍してもらいたいね。

 

ブランクを気にして復帰に踏み切れない人は、是非復帰を前向きに検討して欲しいものです。

勤務時間の長さや身体的な負担の大きさ、職場の人間関係などはブランクと関係なしに誰しもが抱える不安です。

ブランクがあり忘れているからこそ、研修体制や教育制度にも注意が必要でしょう。

しかしあなたに合った転職先を探せば、ブランクなど気にせずに、むしろ経験者として優遇されながら働く事も夢ではありませんよ。

ブランク明けでも受け入れてもらえる施設求人の探し方

みさき

みさき
ブランク明けにおすすめの求人とかはあるの?
ひよこ先生

ひよこ先生
これから新人を教育していくつもりの未経験者募集でも、経験者だからいけないことなんてないし、新規に事業所を立ち上げる時なんかは一定数の経験者を集めるから、ブランク明けでも求められると思うよ。

どうして介護職を一度離れたのかと、なぜ復帰したいのかをしっかりと説明できれば、受け入れ先は多いだろうね。

 

介護求人ではブランクがあるから断る、現役介護職限定の求人などはそうありません。

逆に言えば、ブランクがあるから受け入れられないという職場はないと言えます。

また辞められるのではないか、それだけが雇用する側の懸念です。

なぜブランクがあるのかと聞かれたときに、夜勤が辛いから辞めたと説明するならば、夜勤の無い職場を探す必要があるでしょう。

子育てを理由に介護を離れたなら、今は子供に手がかからない、子供の体調不良などで休むことはないと説明できた方がベストです。

もしくは、子育て中でも働きやすい福利厚生が整った職場を探すのも良いでしょう。

なぜブランクがあるのか、なぜ今介復帰できるのかを説明するだけ材料があり、それに見合った職場を探すことで、スムーズに転職できるのです。

 

ひよこ先生

ひよこ先生
介護求人サイトなら、こういう理由で辞めたけど、また働きたくて求人を探してるって相談をすれば、おすすめの転職先を探してくれるからオススメだよ。

 

介護求人サイトなら、介護を離れた理由を伝えることで、離職した理由を払拭できるオススメの転職先をピックアップしてくれます。

また面接などの前に事前に事情を説明した上で、受け入れが可能な職場に関してのみ紹介してくれたり、面接に同行してくれたりとサポートも手厚く転職の強力な味方です。

介護求人サイトを活用して、ブランクを気にせず介護転職を成功させましょう。

おすすめの介護求人サイト

ひよこ先生

ひよこ先生
いざ、介護求人サイトを利用しようと思っても、数が多すぎてどこがいいのか分からない!という人も多いんじゃないかな?

 

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